銀盤の舞-フィギュアスケートエトセトラ-

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町田樹を「2度も」失うことになるとは・・・。

町田樹さん プロフィギュアスケーター引退を表明 学業専念のため 10・6最後の演技(スポニチアネックス) - Yahoo!ニュース

 

町田樹を「2度も」失うことになるなんて・・・。

あの現役引退発表から4年になろうかという今年の10月で、プロスケーターから引退すると発表した町田樹。今後は学業に専念するとのこと。

油断してた・・・もう2~3年は大丈夫だろうと高を括っていた。

彼が引退してからのアイスショー、何やかんやで行きそびれてしまっていたから、取り急ぎ、来月東京で行われるプリンスアイスワールドのチケット入手の手続きを行った。PIWと言えば、「ふれあいタイム」があることで知られているけれど、今年度から参加出来る席種が限られ制約が設けられている様子。私はなるべく見晴らしのいい席で生の演技が見られればそれで充分、また、ふれあいタイムに参加出来る席種はすでに売り切れていた(ローチケの場合)ので、ふれあいタイムとは関係のないSS席をゲットした。

町田樹・・・改めて彼の演技を再確認してみると、ひとつひとつの動きが実に丁寧で、氷上でいかに「物語」を魅せようかということに注力しているように思え、特に現役引退後のプロスケーターになってからの、「ボレロ」に至っては、これはもう町田樹にしか出来ない、彼だからこその世界観であり振付であると感じた。

そこに、派手さはない。

華やかさもない。

しかし、静寂と暗闇の中に少しずつ浮かび上がってくる繊細な動きと静かなる熱き鼓動。クラシックバレエとミュージカルがフィギュアスケートと融合し、独特な化学反応を起こしていると言っても過言ではない、見事な「町田ボレロ」。

ボレロ」と言えば、かつてイギリスのアイスダンスのトービル・ディーン組が五輪で演じ、当時の採点方式で芸術点を満点にさせた伝説の演技。

それから幾人ものスケーターが「ボレロ」を演じてきたが、町田樹の「ボレロ」は先人達のものに負けてはいない、素晴らしい作品になっていると私は思う。

こんなに素敵な作品を生み出せる力、表現出来る力をまだまだ持ち合わせているまっちーだけど、彼はあきれるほど、「ぶれない」人。

10月までまだちょっと時間がある・・・。

労いの言葉と感謝の言葉は、まだもう少しとっておくことにする。

あまりに感動した町田樹の「ボレロ」。動画主様、お借りしますm(__)m ↓

 

PIW横浜2018 Tatsuki Machida 町田樹 Boléro:origine et magie (ボレロ:起源と魔力) - YouTube