【男女シングル結果】 ISU欧州フィギュアスケート選手権2011
ISU欧州フィギュアスケート選手権 2011 の結果が発表になったようですね。
また、全米フィギュアスケート選手権 2011の結果も出てきているようです。
長くなりますので、本編は、ISU欧州フィギュアスケート選手権 2011 の結果について記載します。
◆ ISU欧州フィギュアスケート選手権 2011 <結果>
【男子シングル】 総合結果
http://www.isuresults.com/results/ec2011/CAT004RS.HTM
FPl.(順位) Name Nation(氏名) Points(総合得点) SP FS
1 Florent AMODIO (フローラン・アモディオ) FRA 226.86 1 3
2 Brian JOUBERT ( ブライアン・ジュベール) FRA 223.01 7 1
3 Tomas VERNER (トマシュ・ベルネル) CZE 222.60 5 2
4 Kevin VAN DER PERREN( ケビン・ヴァン・デル・ペレン) BEL 216.59 4 5
5 Artur GACHINSKI (アルトゥール・ガチンスキー) RUS 216.07 3 6
6 Samuel CONTESTI (サミュエル・コンテスティ) ITA 204.88 6 9
7 Konstantin MENSHOV (コンスタンチン・メンショフ) RUS 202.62 14 4
以下、J SPORTSコラムより引用
◆1位 フローラン・アモディオ(フランス)
「・・・略・・・(チャンの4回転2回について)彼は素晴らしく仕上げてきているね。ボクらみんな厳しいトレーニングを積んできていると思うけれど、ボク自信はまだ4回転をプログラムに入れるとろこまで行っていない。でも必要不可欠だと分かっている。だから世界選手権へ向けて、来月は4回転の練習に集中したい。
表彰台に上れたのは本当にステキなことだけれど、一方で他の国々でもものすごい競争が繰り広げられていることは分かっている。だからトレーニングを続けていかなきゃならないんだ。いつか4回転を2回入れられるようになるために。
演技前はいつも頭の中を空っぽにして、できる限り集中することにしている。興奮しすぎないように、雰囲気に乗りすぎてしまわないようにしている。でも今回のフリーでは、観客の声を聞かないわけにはいかなかったんだ。あまりにもスゴイ歓声だったからね。本当にありがたかった。あんなにスゴイ応援は初めてだったんだ。音楽が聞こえなくなってしまったほどだよ。・・・略・・・」
◆2位 ブライアン・ジュベール(フランス)
「メダルを取れるなんて考えてもいなかったよ。もうジャージに着替えて、控え室でゆっくり休んでいたんだ。順位が少しは上がるかなと思っていたけれど、メダルまでは思ってもいなかった。
ショートプログラムの後はがっかりした。だって大会前にコーチとたくさん練習を積んできたから。ショートもフリーも戦う準備は出来ていたんだ。だからショートが7位だったのは、自分では信じられなかった。トリプルルッツで大きなミスを犯してしまったからだ。だからフリーは順位は気にせずに滑った。ただリンクにたって、戦いたかっただけだったんだ。・・・(中略)・・・
アモディオとボクの友情、そしてフランス代表全体をつなぐ友情のおかげで、みんなが素晴らしいパフォーマンスを見せることが出来たんだと思う。アモディオは愛すべき人間。シンプルで、一緒に笑いあえる奴だ。だから一緒にリラックスできて、ストレスを感じずにいられた。唯一の問題は、彼が寝言を言うこと。何を言っているのか理解しようと思ったけど、わかんなかったよ」
「別に3色メダルコンプリートコレクションしたかったわけじゃないよ、もう銅はいらないな(笑)。もっといい色が欲しかったけれど、これもスポーツさ。ぼくは大会を楽しんだ。ボクより上に入った選手には賛辞を贈りたいし、ボクより下の選手にも同じく賛辞を贈る。非常に素晴らしい大会だった。でも本当に寒かった。観客たちも完全に凍っちゃってたね。
(マイケル・ジャクソンを踊ったことについて)ボクは音楽なんか選べないよ。それは振り付け師がしてくれる。彼が、ボクが次のシーズンにどんな音楽を選べばいいのか提案してくれる。マイケルジャクソンの音楽は観客の反応を引き出してくれるし、ノリがいいから、「やってみてもいいんじゃないかな」と思ったんだ。それに実際、ボクにとっては楽だった。ライバルたちと戦うというよりも、ショーをしているような感じだから。観客を楽しませるために滑っているようなものだからね。・・・後略・・・」
記事:宮本 あさか
http://www.jsports.co.jp/press/column/article/N2011013016374006.html
【女子シングル】 総合結果
http://www.isuresults.com/results/ec2011/CAT005RS.HTM
FPl. Name Nation Points SP FS
1 Sarah MEIER(サラ・マイアー) SUI 170.60 3 2
2 Carolina KOSTNER(カロリーナ・コストナー) ITA 168.54 6 1
3 Kiira KORPI (キーラ・コルピ) FIN 166.40 1 4
4 Ksenia MAKAROVA (クセニヤ・マカロワ) RUS 162.04 2 5
5 Alena LEONOVA(アリョーナ・レオノワ) RUS 154.31 13 3
6 Viktoria HELGESSON(ヴィクトリア・ヘルゲソン) SWE 151.66 4 7
7 Ira VANNUT(イーラ・ファヌト) BEL 150.66 10 6
以下、J SPORTSコラムより引用
◆サラ・マイアー(スイス)
「こんな最後が待っていたなんて信じられない。この瞬間をずっと夢見てきた。この大会は私にとって、全てがぴったりとはまったような気がする。プログラムも、観客席の雰囲気も。観客の応援は本当に素晴らしかった。すごく私を感動させてくれた。それに最後の大会だったから、なおさら私は感動的になっていた。
それに記者会見の司会者と「記者会見で会いましょう」なんて冗談を言い合っていたのに、昨日本当に記者会見に来られてびっくりして。そして今日もここにいて。本当に未だに信じられない。本当にパーフェクトなエンディング。・・・中略・・・
今日はかなり冷静だった。冷静すぎるんじゃないかと心配にさえなかった。でも冷静さと攻撃的精神を上手くミックスできたと思う。今日は全てが上手く行った。スケートシューズさえも完璧にフィットしていた。これは大きな違いを生むの。
転倒するか着地できるか、ステップアウトしてしまうか、そんなことは些細なことが影響する。本当に今日は幸運が私の味方をしてくれた」
◆カロリーナ・コストナー(イタリア)
(マイヤーの優勝は)「本当に嬉しく感じる。すごく感動した。こんな風にキャリアを終えることができるなんて、本当に素敵だと思う。今日のフリーのパフォーマンスには満足している。ショートの出来と、あと少しの完成度が足りなかったと思う。世界選手権に向けて調子を上げて行きたい。
昨日ベッドに入る前に、状況を現実的に判断して、(メダルは)かなり難しいだろうと考えた。だからメダルのことは考えず、自分のベストを尽くすことだけを考えた。それが良かった。ここに来る前に非常にいいトレーニングが出来ていたし、ここでもすごくいい練習が出来ていた。だから自分にはいい滑りができると分かっていた。だからこのメダルは本当に嬉しいし、すごい驚きでもある。・・・後略・・・」
「かなり苦しんだ。スタートからあまりよくなかった。そしてループでの転倒。でも観客席からたくさんの声援をもらったおかげで、最後まで戦い抜くことが出来た。今はこのメダルが取れて満足しているけれど、自分にはもっと上手くできるはずだとも分かっている。
2007年に最後にメダルを取ってからの長い道のりを考えると、たくさんのアップダウンがあった。去年はメダルまであとわずかのところまで近づいた。でも手に入らなかった。それからハードにトレーニングを積んできた。だからメダルが取れて嬉しい。
マイヤーのことも本当に嬉しい。こんな風にキャリアを締めくくるにふさわしい選手だと思う。コストナーもショートの失敗のあとここまで盛り返してきて、本当に素晴らしいわね。表彰式は感動的だった。スイスのファンだけでなく、イタリアやフィンランドのファンもたくさん応援に来てくれていたのだから。
転倒には自分でも驚いた。私にとってトリプルループは一番簡単なジャンプだから。でも、こういったトップレベルの戦いでは、ほんの些細なミスが大きな違いを生むんじゃないかな。ほんのちょっと何かを考えたり、すべきではない動きをほんの一瞬してしまったりしただけで、ジャンプに影響するんだと思う。だからどうしてミスしたのか、しっかりと説明することは出来ない。トップレベルの戦いでは、何かちょっとミスしただけで、こんなことが起こる。」
記事:宮本 あさか
アモディオはやはり優勝しましたか!
フリーのマイケルメドレー、大変な盛り上がりだったようですね。見たかったなぁ~。
ジュベールも、フリーでは1位とさすが巻き返してきました。良かったぁ。演技構成点は、アモディオが上ですがそこは技術でカバーしたのでしょう。
ベルネルとアモディオのフリーの点差があまりないので、いい勝負だったのですね。
サラ・マイヤー、見たかった!
コメントを見ていくと、切実な思いが伝わってきます。考えさせられてしまいますね。
※ 尚、試合結果はISU(国際スケート連盟)ホームページより引用しています。