銀盤の舞-フィギュアスケートエトセトラ-

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「歩きましょう」 — 東日本大震災から2年 —

— 歩きましょう 歩きましょう 涙流れても

築きましょう 築きましょう 愛するこの町を —

タイトル:歩きましょう

歌:松本哲也(カバー)

作詞作曲:RIA、ノリシゲ、KAZ (岩手県大槌町吉里吉里在住のミュージシャン)

昨夜、NHKBSプレミアムで放送された、震災関係の音楽番組にて、松本哲也の歌声にのせて、この「歩きましょう」が全国へ届けられた。

実際に被災した、大槌町吉里吉里(きりきり)のミュージシャンにより作詞作曲されたこの歌は、実際、気持ちが沈みかけていた松本哲也の心を、癒してくれた歌だという。

「地元の人間が作った歌だもの・・・これで充分じゃない。」と、敢えて励ましソングを作ろうとせず(作る必要がなかった。)、この「歩きましょう」をもっと多くの人に知ってもらいたいと、松本哲也は作詞作曲した仲間の了解を得て、自らカバーしている。

3月6日にリリースされた初アルバム「START」にも、収録されている。

やたらと励ましソングが多い中で、この歌は、余計な言葉がなく、気負いもなく、力まずにゆったりした気持ちで耳を傾けることが出来る。

(歩きましょうでYouTubeを検索すると、松本哲也バージョン、RIA+ノリシゲバージョンを視聴することが出来る。)

震災から2年。

復興は、まだまだ発展途上にある。

今までは、国内外、県外からたくさんの方が支援に、応援に、ボランティアに来てくれた。

が、被災地へ慰問演奏に出向いている私の師匠が、「今は、外部からはほとんど来なくなったよ。これからは、私ら地元の人間がもり立てていかないと・・・。」と、呟く。

実際に震災でご両親を亡くした師匠は、震災をきっかけに、それまでの「格好良くジャカジャカやっていれば」良かったスタイルから、それではダメだと、気持ちが変わったという。

今週からは、シニアの世界選手権フィギュアスケートが始まるが、私の気持ちを切り替えるのに、少しお時間を頂戴するかも知れないが、ご了承の程を・・・。

「歩きましょう」

今、時を刻んでいるハートのネジを、自ら壊そうとしている“悩める”老若男女の皆さん・・・ハートのネジを壊さないで

歩きましょう・・・

涙流れても、

指差されても、歩きましょう・・・

y-love。