銀盤の舞-フィギュアスケートエトセトラ-

スポナビ+ブログから引っ越してきました。

アスリートの魂「挑み続けるエース フィギュアスケート 高橋大輔」— 3月4日(月) 21:00〜21:46 NHK BS1 【放送予定】

タイトルの通り、明日夜、NHKBS1にて「アスリートの魂」が放送される。

—挑み続けるエース 高橋大輔

更なる頂点を目指すべく、競技人生初の「シーズン途中でのプログラム変更」を行った高橋大輔について、特集するらしい。

他意はないが、選手個人名をあげると私の意図に反して、全く別の角度で受け止められることがあるから、比較構成せざるを得ない時は、今後は選手個人名を表記しないようにしたい。

と、前置きした上で、民放各局は視聴率狙いで、特定選手(特に女子)ばかりを取り上げる傾向がある中、NHKは以前から、高橋大輔を定期的に取り上げている。

同番組では、過去に、小塚崇彦羽生結弦を特集したこともあった。

私が知る限り、今のところは男子シングル選手のみだが、私が見逃した別番組では鈴木明子を特集したこともあった。

民放各局が、女子シングルの1〜2名の選手に偏る中、男子シングル選手を特集する姿勢は、個人的に評価したいと思う・・・。

「どれだけ頑張っても、結局女子シングルに注目がいってしまう。華ですからね・・・。」

日本の男子シングル界に様々な金字塔を刻み、外国人選手への特権だった黄色い声援を、日本人選手へも向かわせた、誰もが認めるであろう男子シングル界の功労者と言ってもいい、高橋大輔

羽生結弦等の若手がどんどん力をつけてきた今、各メディアは「世代交代」とばかりに、若手を持ち上げている。

フィギュアスケートだけではない。スキージャンプにしても、メディアの注目は若手新人選手に集まっている・・・。

若手を持ち上げることは悪いことではない。「こんな凄い選手がいるのか?」と、将来の楽しみにも繋がる。いいことだ。

だが・・・、

中堅選手やベテラン選手のことも忘れないで欲しい。特に、「現在進行形の技量」で活躍している選手については、尚更のこと。

若手が伸びるのは、当たり前と言えば当たり前だ。むしろ、伸びてもらわないと困る。

反対に、ベテランと言われる年齢に差し掛かった選手が「伸びシロ」を引き伸ばすことこそ、容易いことではない・・・何もスポーツ選手でなくとも、「最近体力の衰えを感じる」とか「脂肪がつきやすくなって」等と言っている、心当たりがある30代半ば以上の一般人なら想像がつくだろう。

若手に負けず劣らず、「現在進行形の技量」で歩みを進めるのが如何に至難の業か・・・。

明日の特集では、何か真新しい発見があるのかどうか・・・迫る世界選手権を前に、改めて高橋大輔を見つめてみたい。

追記:私が今イチオシなシンガーソングライターをご紹介します。

松本哲也 (スポーツ選手ではないので、念のため。)

岩手県奥州市出身で、一度メジャーデビューしたものの、母親の死をきっかけに故郷の岩手県に戻って、震災復興等地域のために、東奔西走していた彼は、複雑な家庭環境で育ちました。

現在、順次公開されている「しあわせカモン」(鈴木砂羽石垣佑磨他。監督:中村大哉、音楽・原案:松本哲也)は、2011年のお蔵出し映画祭でグランプリを受賞し、資金難で全国上映が出来なかったこの映画の「全国公開」させる切符を掴んだのです。

主演の鈴木砂羽は松本哲也の母親を演じており、自ら「この映画は絶対上映しなくては」と、女優人生をかけるほど母親「扶美江」に入魂した作品。

そういった鈴木砂羽等の強い願いが届いたのだと思いますが、劇中に流れる松本哲也の音楽、歌は、鈴木砂羽の渾身の演技に、より一層の温かみを与えてくれており、地元岩手県のミュージシャンでありながら、今まで素通りしてしまったことを、もったいなかったと感じさせられる今日この頃。

主題歌:ユキヤナギ (作詞、作曲ともに松本哲也)

約10年ぶりのメジャー再デビューです。YouTubeにもアップされていますので、興味のある方は一度お聴きになってみて下さい。

☆「START」(メジャー再デビューにして、初アルバム。間もなくリリース。)

いい声、いい歌です。