銀盤の舞-フィギュアスケートエトセトラ-

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頭が下がる日本の“エース”— 鈴木明子、高橋大輔 —

ペアがいない状況で、表彰台3位は立派なものだと思う。

国別対抗戦 日本 銅メダル!堂々と、世界の中心で叫べるよ・・・「おめでとう!!」

昨年に引き続き、日本の両エースは見事だった。

高橋大輔、4回転ジャンプの入り方をモロゾフコーチの提案により、所謂「ロシア式」に変更してから、まだ確固たる“その姿”を披露しきれてはいないものの、若手がどんどん台頭してくる中で、「高橋は終わりじゃない?」、「引退かね、やっぱり」等と、外野の悪気ない言葉が飛びかっていた昨今、何とか意地を見せてくれた。

鈴木明子、昨年の全日本選手権大会以降、不甲斐ない(らしくない)結果が続き、ファンとしては心配をしていたが、今大会ではとにかく「あっこスマイル」が際立っていた。

日本の応援に笑顔を見せる心の余裕が感じられた。

私は、「ひょっとしたらひょっとして、優勝?!」と昨日からそんなことが、チラッと脳裏をかすめていたが、予想を裏切らず、鈴木明子にとって史上初の「200点」まで、あと一歩の素晴らしい演技と結果を魅せてくれた。

何故、不調な鈴木明子が参戦するの?

世界ランキングの順位とは言え、そう捉えていた人も少なくなかったと思うが、これで、鈴木明子の意地を少しは感じてもらえたことだろう。

ジャンプの苦しい着氷など、完璧とはいかなかったが、ジャンプの転倒やパンク(抜け)はなく、今シーズンで“見た目ミスなく”演じ切れ、しかもショートプログラムとフリーの2本を揃えられたのは、私の記憶では今回が初めてだ。

昨年の高橋大輔の時のように、外国の選手達が鈴木明子等日本の選手達がいるキス&クライにかけつけてくれたのは、とても嬉しかった。

やっぱり、私は鈴木明子に涙してしまう。

日本の2人のエースには、本当に頭が下がる。

それと、リード姉弟、無良もよく頑張った。

浅田真央は、気持ちの切り替えをうまくコントロール出来るようになれば、文句なしだと思う。まだ時間はある。

銅メダル、おめでとう!

追記:アシュリー・ワグナーグレイシー・ゴールドのフリーは素晴らしかった!凄い精神力だと思う。おめでとう!

ジュベール、あなたの努力に敬意を表したい。会えて嬉しかった。

メンショフ、肩は大丈夫だろうか?素晴らしいショートを魅せてくれていただけに、フリーの棄権は残念だったけど、しっかりと治してまた元気な姿を魅せて欲しい。ジュベールより年上の30歳?!・・・いやはや、脱帽だ。ブラボー!

私は、やっぱりチャンを嫌いにはなれない。というか、この人いい人なんじゃないかな?見るたび、そう思う。現在の採点システムのために、色々言われたりするが・・・。