銀盤の舞-フィギュアスケートエトセトラ-

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“次”の結果次第 — 町田 樹の飛躍 —

高橋大輔に憧れ、同じ進路(関西大学)を歩いてきた町田 樹に、ようやく光が射し込んできたようだ。

アメリカ大会での試合内容は見事なものだった。

いつの間に、4回転ジャンプを仕込んでいたのか、羽生結弦に負けないほど“加点の取れる”美しい4回転ジャンプだった。

新聞によれば、練習本拠地を日本に戻し、かつて「コンパルソリー(規定)」として競われたこともある、基礎の基礎(円を描いたり、基本的なスケーティングをしたり)から、みっちりたたき込んだ結果だそうだ。

確か、パトリック・チャンもスケーティング練習には時間をかけると聞く。

羽生結弦も、然り。

昨シーズンまでの町田 樹とは別次元の町田 樹がいる。基本をみっちり練習することで、こんなにも人は変われるものなのか!?飛躍出来るものなのか!?

基本をたたき込むことで、4回転ジャンプの向上にも繋がったというから、やはり・・・スケーティング練習を疎かにしてはいけないということだろう。町田 樹の今回の演技と結果が、何よりそれを証明している。

本人も語っていたが、今シーズンの町田 樹は違うぞ!と確固たる確信を得るには、「次の結果」次第だと思う。

“次の試合”で、どんな演技をし、どんな結果を残すのか・・・そこで、彼の輝きが一時のものではなく、本当に成長したと言えるだろう。

あとひとつ付け加えるなら、アメリカ大会における町田 樹はまるで「スケートの神様か何かが舞い降りた」ように、自信に満ちあふれていた。ブレない男がそこにいた。

これは・・・ひょっとしたら・・・?!

素晴らしい演技をありがとう!心より拍手喝采、そして感謝。

次も更なるステップアップを!