銀盤の舞-フィギュアスケートエトセトラ-

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キャシー・リード「現役引退」・・・お疲れ様、ありがとう!!

今日のYahoo!ニュースに、キャシー・リード引退の文字が飛び込んできた。

私が、フィギュアスケートのブログを開設したのは、バンクーバー五輪直後のこと…。以来、リード姉弟の存在も気にかけるようになっていった。日本人の母親を持ち日本国籍を所有している2人。だが、実際の日常会話は「英語」がほとんどのパーセンテージを占めていると思われる中、この姉弟は、近年の試合後のインタビュー等、懸命に日本語で語り伝えようとしていた姿勢が、私には「健気」にも思え、好感を抱いていた。

弟クリスと組んで15年、日本のスケート連盟所属になってから9年…短く感じるかも知れないけれど、日本の学校の年数に例えると、小学校から中学校までが通算9年、更に短大までは通算14年だ。その間、弟クリスの足のケガやコーチの問題など、苦難を乗り越えてもきた。そう思えば、短くも長い道のりであったと言えるのかも知れない。

フィギュアスケートのブログを開設しておきながら、髙橋大輔、鈴木明子織田信成安藤美姫町田樹等の引退、浅田真央の休養があり、今シーズンは正直、フィギュアスケートから離れ気味であった。世界選手権をまともに視聴していないなど、ブログ開設以来有りえない状況が続いたが、今シーズンの締めくくりとなる「国別対抗」に関しては、見落としたらいけない気がしてしっかりとテレビを見つめていた。

高橋成美木原龍一ペアがペアを解消した事実も、国別対抗の新星ペアの2人を見てやっと気づいたくらいだ。本当に、最近はフィギュアスケートから遠のき過ぎているが、キャシー・リードの引退報道は、「また、ひとつの灯が消えるんだな」と、少し寂しくもある。

アメリカのメリル・デイビスチャーリー・ホワイト組や、カナダのテッサ・バーチュー&スコット・モイヤー組等の世界レベルから見たら、お世辞にも拮抗していたとはいい難い。けれども、「どんな変化を見せてくれるかな?」といった「伸びしろ」を感じさせるものは、まだまだあっただけに寂しい気はするけれど、ペアやアイスダンスは、日本ではなかなか育てることは難しいと言われていた状況で、日本代表のアイスダンス選手として、よく頑張ってこられたなと思う。

姉弟の仲の良さを感じさせる試合後のインタビュー、優しい言葉で綴られているブログ等、2人の「心の優しさ、綺麗さ」を私は十二分に受け取ってきた。そう感じているのは、私だけではないと思う。

そんな優しい2人が織りなす氷上の演技は、とても和やかだった。

それまでも、日本ではアイスダンスに果敢に挑戦してきた選手が数多く存在していることは確かなことだが、リード姉弟の活躍は、我々日本人にアイスダンスという種目を身近に感じさせてくれた功労者であると言ってもいいのではないかと思う。

弟クリスは現役続行するということで、新たなパートナーを探すことになるようだが、姉キャシーの温かい心をそばで感じながら、たくさんのものを学び得てきたと思う。それらを引き続き活かしていって、いい意味で一味も二味も違った氷上の世界を魅せてもらいたい。

キャシー、長い間お疲れ様でした。

辛いこともあったと思うけれど、あなたの美しいハート、努力、演技…は、素晴らしかった!

ありがとう!!

氷上じゃなくとも、またどこかで、笑顔のキャシーに会えたら(^_-)

thank you. 

It is good luck that in the coming life.

It is good luck that for a smile of Cathy.

By y-loveやっち。

リード姉・キャシーが現役引退…弟クリスは現役続行へ

サンケイスポーツ 4月19日配信 Yahoo!ニュース)