銀盤の舞-フィギュアスケートエトセトラ-

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姿を見ることが出来なくなって、より一層感じる「町田樹の魅力」

先月、東京の代々木第一体育館へ「スターズオンアイス」を見に行って感じたこと。

ここに、町田樹の姿がないことに、無性に寂しさを覚えた。

見てくれやイケメン云々が最重要課題の人には、町田樹の良さは分かるまい。いや、分からなくていい。何故なら、フィギュアスケートファンは彼の良さを十二分に把握しているから。

今年の4月に新横浜スケートセンターで開催される「プリンスアイスワールド」に、何と町田樹が氷上復帰するというのだ。

何と言うことだろうか…!!!

知っていたら、無理してでもチケット争奪戦に参加したのだが、全ては後の祭りだった。

町田樹…そんなに身長が高いわけでもない。イケメンとは少々違うかも知れない。しかしだ、彼の織り成す氷上のミュージカルとでも言おうか、作品の由来や作家の表現したかったこと、作品の持つ雰囲気など、構成の細部にまで拘り研究し、「芸術作品」のひとつとして氷上の舞を披露するあたりは、「氷上の哲学者」でもある町田ならではの最大の魅力であると言える。ここまで、作品を愛し丁寧に舞台を表現しようとするスケーターはそうそういない。高橋大輔羽生結弦とは違う、町田樹ならではの魅力が、間違いなく存在している。彼のようなスケーターがいなくなってしまうということは、日本のフィギュアスケート界にとっては痛手だと、町田の進路を応援しながらも内心、私はそう感じてきた。それだけに、一時的にかどうかは分からないけれど、アイスショーに復帰するということは、この上ない喜びである。

4月には新しい道へ進むと表明していた。そんな忙しいであろう時期に、よくぞ氷上復帰を決意してくれたと思う。チケット争奪戦には乗り遅れたが、心より感謝したい。

無理強いはしたくはないが…、願わくば、フィギュアスケーター町田樹を、もう一度この目で見てみたい。

心底、私はそう願っている。

まっちー、いつまでも愛してるよ!!

                      by y-loveやっち