銀盤の舞-フィギュアスケートエトセトラ-

スポナビ+ブログから引っ越してきました。

記録より記憶に残る選手になりたい - 忘却の畏怖 -

※ 敬称略

いよいよ、フィギュアスケートのルールも、改定なりますか…表面上は「有利」に思えなくもない…確かに…。

ふぅ〜〜。

見守るしかありません。

「記録より記憶に残る選手(人)になりたい」

そもそも、誰が最初に言った言葉だったのか…かつての、

王貞治 長嶋茂雄 (読売ジャイアンツ)時代に、中畑清が言った言葉だったのか…忘れてしまったけれど。

スポーツ選手は特にこの言葉を、語る(好む?)人が多い気がします。

※管理人も、好むところですが。

伊藤みどり荒川静香浅田真央…この三名もご多分にもれず。

言われなくとも、「記憶」にしっかりと残る選手だし、残っていますが。

伊藤みどり…管理人とさほど身長は変わらないのに、あの小さな身体で、天高く空中を舞う(←敢えて跳ぶとは言わず。彼女のジャンプは技術であり、芸術でもあると、確信しているから。)

どれほど、日本人の希望を背負っていたか…。初代トリプルアクセルクイーン。

荒川静香…記憶にまだ新しいトリノ五輪での金メダル。大技はないと言われはしたものの、スケーティングの美しさや表現力は、お隣の国には申し訳ないですが、荒川静香が世界一だと思っています。

イナバウアー」の美しさは、特に。(イナバウアー→)彼女以上の選手をまだ知らないです。

浅田真央バンクーバー五輪銀メダル。今年3月の世界選手権金メダル。現トリプルアクセルクイーン。伊藤みどりとはタイプの違うジャンプですが、助走が少なくアッという間に、クルクルっと回ってしまうジャンプは、見事としか言いようがありません。

どんな進化をしてくれるのか、楽しみでもあり、少し不安でもあります…。

「記録より記憶に残る選手になりたい」…人間、何が悲しい寂しいのかと言うと、

忘れさられてしまうこと

ではないでしょうか?

記録もないよりはある方が良いけれど、何より人の記憶は案外あてにならないこともあるし、新しいことをどんどんインプットすると、古い記憶は「引き出し」に入ってしまう。

機嫌が良ければ出てきてくれるが、なかなかそうはいかないこともあります。

誰だっけ?

あの人は今?

忘却の彼方に、なるべくなら人は行きたくはないのだと。

どうでしょう…?