銀盤の舞-フィギュアスケートエトセトラ-

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キム・ヨナ - 夕刊フジ配信 に思うこと-

- キム・ヨナ 現役続行に未練か? (中略)… 来季グランプリシリーズが、10月22日に名古屋で開催される。夏ごろに届く招待状への回答期限は9月末。

それまで、モチベーションがあがらなければ、「引退」の可能性も…。

5月31日に、練習拠点のカナダ トロントに向かう。その時、最終決定がなされるものと…。

ヨナの動向は、(浅田真央の)モチベーションに、大きくかかわってくる…。-

(Yahoo! 夕刊フジ配信 5月20日)

と、いった内容です。

キム・ヨナ選手…ジャンプの高さ、ジャンプを着氷した後の滑らかな滑りは、認めます。さすが、「女王」

ですが…

4年前の映像を穴があくほど、何度も見ましたが、プログラム構成(どこでダブルアクセル、どこでスパイラルシークエンス…)に、

さほど大きな「変化」は見られないことを、改めて実感した次第。

バンクーバー五輪は「完璧」でした。その後に行われた世界選手権は、失礼を承知で誤解を恐れず言うならば

…本当は出たく無かったけど、韓国枠を減らせない、だけど金メダリストとしての演技を見せなきゃいけない、でもモチベーションが…あぁ、どうしよう…

ショートプログラム(007)の崩れ方までもが、どうにも、芝居がかってみえてしまったのは、私のひねくれた穿った見方なのでしょうか?

4年前の清純な純粋にスケートを愛する「眼差し」が、何かこう…色んな色が混じってしまったように、

今のヨナ選手からは、そういう空気が感じられない。

月日や環境は、こんなにも人を変えてしまうものか?と、率直に感じたのです。

どなたかも言われていたと思いますが、ヨナ選手は、何はともあれ、浅田真央選手を恐れている…そう感じます。

打倒真央のため、トリプルアクセルを習得しようと、チャレンジしたが、腰痛のため物に出来ず、断念。(今は腰痛は完治したと聞いてます。)

浅田選手に勝つためには、表現を磨かなくては!ということだったようです。

ヨナ選手の動向によって、浅田選手のモチベーションが左右されることは、ないと思います。

現役続行

引退

どちらであっても、浅田真央選手は、「己」との闘い…強いて言えば、ヨナ選手の人間離れした「世界最高得点」が、いわばライバルになるのでしょう。

スケーティング指導の上手な、佐藤信夫コーチが浅田真央選手のコーチに就任する噂もありますが、

それが実現すると、ヨナ選手に劣っていると一部批評された「滑らかさ」にも、より磨きがかかるはず…。(そんなに、不滑らか…だったかな?)

ヨナ選手…自分が自分であり続けられる選択を。