銀盤の舞-フィギュアスケートエトセトラ-

スポナビ+ブログから引っ越してきました。

野村忠宏 — 五輪3連覇の偉業は注目に値すべきだと思うのに… —

柔道の野村忠宏選手が、今夏実戦に復帰するそうです。現在、35歳。スポーツ界にいたっては、決して若くはない年齢。

加えて、右膝の手術・過酷なリハビリ・数々の故障等で、強化指定からも外れる悔しい思いも重ねたという野村選手。

北京五輪出場はならなかったけれど、過去出場した五輪では、男子60kgで3連覇 ( 金メダル )を成し遂げています。

五輪3連覇…これは、凄いことですよね?

五輪3連覇…これは、偉業ですよね?

なのに、当時からも世間の注目度が高くはない。国民があまり騒がない。

それは、マスコミの方が、野村選手をあまり追わないこともあるのかも知れない…。

インターネット時代と言われる昨今ではあるけれど、インターネットを扱えるのは、パソコンを扱える人のみ。もしくは、携帯電話でネット検索出来る人のみに限られており、インターネット時代であっても、まだまだ新聞やテレビの役割は、「大」なのです。

新聞やテレビだけが、情報源というご家庭も、世の中相当数あるはず。

マスコミが追いたくなるような「タレント性」「スター性」を、野村選手はあまり兼ね備えていないのかも知れない…けれど、ひたむきに柔道に真摯に立ち向かおうとするその姿勢を、今季はマスコミ側も、もう少し私達に伝えようとしてくれても、良いんじゃないかしら?と、思っております。

「不器用ですから…」という名台詞は、俳優高倉健さんの言葉だけれど、私も不器用です。

自分のマイナス部分をきちんと受け止め、認め、かつ前向きに向き合う、それが仮に不器用だったとしても…。

そういう人を、何故か応援したくなる…これは、日本人に脈々と受け継がれている魂…所以なのでしょうか。

負けないで、野村忠宏選手!