銀盤の舞-フィギュアスケートエトセトラ-

スポナビ+ブログから引っ越してきました。

【マスメディアの役割】フィギュアスケートの魅力を伝えるということ…。

暑いからこそ、銀盤の舞に身を沈めたい。狂おしい程の猛暑、酷暑を押し退けながら…。

略してPIW と呼ばれるプリンスアイスワールドは、地上波・BS放送含めても、全国的にテレビ放送されることは、ほとんど…ない。

DOI と略される ドリームオンアイスは、毎回ではないものの、フジテレビで放送される。

とりわけ、今、PIW をみたい。

その理由は…

競技会 ( 試合 ) では見ることの出来ないプロスケーターが出ているからに他ならない。

「競技場の片隅から」のブログ管理人様も述べられていたように、私も、「太田由希奈」さんの美しさに目を奪われた者の一人。

荒川静香さんも、スケーティングの滑らかさ美しさでは、決して負けてはいない…けれど…由希奈さんの氷上の舞というものは、荒川さんとはまた違った「表現」があるように感じる。

荒川さんが「心」を切り離し、あくまで「音楽に乗る、メロディーラインを演じきる」スタイルであると、私は感じているのに対し、由希奈さんのそのスタイルは、まだ若いながらも怪我の克服等で辛い思いをしてきた「過去」に、「ありがとう」と感謝をしながら、演技には必要ないかも知れない「自分の心」をも、表現力の一部に取り入れている、いえ、滲み出ていると思われる。

だから、柔らかいのにどこか「凛」としていて、見ているこちらに、単なる美しさだけではない、何かこう…しみじみとした味わい…をも、感じさせるような気がしてならない。

荒川静香さんの演技は、誰もがその目に焼き付けているだけに、今一度、太田由希奈さんの演技を、堪能したい…そう感じるのは、私だけではないと、信じている。

野球やサッカーに比べると、フィギュアスケートのシーズンは短く、アイスショーもなかなかテレビ放送されることが、多くない。

地上波で…という我が儘は言わないけれど、せめてBS放送では、年に片手の数だけでも良いから、テレビ放送して貰いたい。

出来れば、カット少なめにしていただけたら、とても嬉しい。

競技会では味わえない良さが、アイスショーにはあると思うし、アイスショーの楽しさを知ることで、フィギュアスケートを見てみよう!そういう人が一人でも多く増えることが、この先のフィギュアスケート人気に、少なからず影響を与えると、信じている。

マスメディアの役割、そして影響力というものは、当事者であるマスメディアが考える以上に、私達の日常に大きな影響を与えていることを、忘れないでいきたいし、マスメディアの方々も忘れないでいただきたい。