銀盤の舞-フィギュアスケートエトセトラ-

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真央 — 専属コーチなしでシーズン突入の可能性「大」—

浅田真央選手の専属コーチ…未だ決まらず。

今年10月に名古屋で行われるNHK杯を、浅田選手はグランプリシリーズの初戦としているが、タラソワ氏に代わる専属コーチの人選に苦慮している様子。

関係者によると、専属コーチなしで、シーズン突入の可能性もあると言う…。

スポーツ報知の情報。

浅田選手は、現在ジャンプ担当の長久保コーチから指導を受けて、2連続3回転ジャンプの習得や、細かい部分の軌道修正に励んでいると言う。

「たくさん課題がありすぎて…」と、焦りを隠せない様子。

シーズンが始まれば、長久保コーチは鈴木明子選手に付きっきりになるため、専属コーチは何としても、8月中には選びたいのが関係者にとっても「本音」でしょうが、五輪シーズンを控えていた昨年、浅田選手の不調が「顕著」になり、表彰台の常連だった浅田選手が、表彰台を逃す結果となったこともある。

専属コーチであったタラソワ氏に対する「批判」が殺到し、最終的には批判を通り越して「非難」されてしまった…そんなこんなを振り替えれば、専属コーチの責任と重圧が、どれ程のものか…想像を超えるものがある。

幼少時代から指導してきていてかつ、付きっきりで密に指導しているコーチだったなら、タラソワ氏もあそこまで批判されなかったのかも知れない…。

優秀な生徒の結果を導くのは容易ではないと思う。

学校の試験で、100点満点中60点あたりをウロウロしている生徒の力を伸ばす方が、80点90点の生徒を伸ばすよりも、成果が分かりやすくノビシロが大きい分、遥かに道程は難しくはない。

浅田選手のノビシロはまだまだあると、素人ながら感じているものの、何しろ「表彰台」に上がれる選手なだけに、「金メダル」を取れる実力がある選手なだけに、ある意味、タラソワ氏クラスの人物あるいは、超える人物じゃないと、バランスが取れないのかも知れない。

日本を練習拠点にしたい浅田選手にとって、確かに、専属コーチの人選は難航しているのもわからないでもないが、フィギュアファンとしては、浅田選手が昨年のような孤独な練習を強いられることのないよう、祈りつつ、事態の推移を見守るしかない…。

負けないでね、真央ちゃん!