銀盤の舞-フィギュアスケートエトセトラ-

スポナビ+ブログから引っ越してきました。

ジャンプ特訓中 — 浅田真央 —

— 「…ここ何年か、自分のジャンプがどんなものか…わからなくなっていた…」—

8日付のインターネット配信記事のいくつかで、全日本強化指定選手の合宿に参加している選手の練習が、公開された…と、ありました。

その中で…

浅田真央選手は、ジャンプを猛特訓中とのこと。

幼少の頃から師事していた山田満知子コーチのもとを離れ、何人かの外国人コーチに師事してきた中で、多少の言葉のコミュニケーションであったり、マンツーマンの指導の時間の取り方であったり、見えない部分の体調の変化であったり、採点においてジャンプの回転不足をとられる率が高くなったことで、そのジャンプを回避するなど…様々な要因が、あるいは些細な部分の積み重ねが、おそらく「混迷」するに至ったのかも、知れません。

長久保ジャンプコーチは、「まだまだ不安定…。ジャンプが安定してくれば、いずれは4回転も考えている。」といった主旨の発言もしています。

よ、よ、4回転…?!

先月末に決定されたスケート連盟の理事会における決定事項のひとつに、来年の世界選手権の出場の条件というものがあります。

※ 当ブログ記事では、7月末日にエントリー

今までは、表彰台の順番が大事だったけれど、今季からは、「得点」ポイントが重要な鍵となることからも、長久保ジャンプコーチは、「ポイントが稼げるプログラム作り」を目指しているようです。

そう言えば…

バンクーバー五輪で、いくら完璧にノーミスで、浅田真央選手が演技したとしても、プログラムの土台の基本の点数が、キム・ヨナ選手を下回っていた…確か、そういった事実がありましたね。

過去の経験をいかしながら、今季は、浅田選手が言うように「再出発」のシーズンになりそうです。

人一倍、練習の虫だという、浅田選手。

残暑見舞い申し上げます。