銀盤の舞-フィギュアスケートエトセトラ-

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ねっとり熱い魅惑の世界へ — 大輔新プログラム構想 —

本日21日付の各メディアのニュースによると、高橋大輔選手が、札幌市において練習風景を公開したとのこと。

中で、今季の新プログラムについて触れていた。

ショートプログラム ( SP )は、タンゴとマンボを織り交ぜたもので、振付けは、「シェイ=リーン・ボーン」。

当初は、ステファン・ランビエール振付けによる、クラシックも準備していたが、シェイ=リーン・ボーンの振付けのものを見た時、かなりのインパクトがあったため変更したとのこと。

記事によると…相当、くねる、ねっとり、熱い…濃いプログラムらしい。

大輔選手曰く、「暑苦しく」行きたい ( 笑 )。

フリー ( FS ) では、リベルタンゴで有名な、アストル・ピアソラ氏のアルゼンチンタンゴを用意しているとか。

個人的には、大輔選手の魅力に「濃さ」もあると感じている。1+1=2ではなく、3にも4にもなる「濃さ」。感受性が鋭く引き出しの多い選手ならではの魅力だと思う。

SPもFSも、似たような曲調になることと、今季ルール改正により、得意のステップをSPで減らさなければならないことから、「技のつなぎ」だったり、曲と曲のつなぎ、バランスを、いかに「変化」を持たせるか…魅せ方への工夫を、より鍛練しているという。

昨シーズンは、SPの「eye」、FSの「道」と、曲のバランスがとても良かったと感じている。

「男」を魅せつけ、溢れんばかりのフェロモンを振りまいたかと思えば、道化師になり喜怒哀楽を演じ、コミカルな一面を覗かせ、新たな魅力を披露した。

エキシビション ( EX )での「Luv Letter」は、 大人しすぎるかなぁ? と、感じたものの、今までにない「しっとりした静」の部分での男を演じることに成功した、ナンバーだったと思う。

マンボにタンゴに、アルゼンチンタンゴ…。

ウーッ!といったマンボ特有の掛け声も、観客参加を大歓迎の予定…だとか。

SPもFSも同じような曲調とは言っているが、アルゼンチンタンゴはかなり「エロス」を感じさせる曲でもあるから、マンボとは違う。

感性豊かな高橋大輔のこと…ナイストリックを魅せてくれそうな気がする。

今季は、「大輔熱」で倒れる人が増えるかも知れない…適度な水分補給と、バランスの取れた食事、偏りないフィギュアスケート観戦…これが、予防策かも知れない。

※ 明日22日は、プリンスアイスワールド八戸公演を観戦して来ます。スケーターのこと以外にも、初心者アイスショー観戦講座のような内容も織り交ぜ、後日アップいたします。