銀盤の舞-フィギュアスケートエトセトラ-

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真央、専属コーチ決まる — 佐藤信夫氏に —

浅田真央選手の専属コーチが、ようやく決まったとのネットニュースが…。

バンクーバー五輪直後に噂のあった「佐藤信夫氏」に、最終的には落ち着いた模様。

佐藤信夫氏は、ご存知、男子シングル小塚崇彦選手の現コーチ。

そして、娘さんの佐藤有香さんは、小塚選手の振付け担当及びジェレミー・アボット( アメリカ・男子シングル選手 )の、専属コーチでもある。

佐藤信夫氏がかつて指導してきた選手には、自身の娘さんだけではなく、村主章枝選手や安藤美姫選手、現役引退した中野友加里等がいる。

私の勝手な見方であるが、佐藤信夫氏に師事してきた選手は、スケーティングがとても美しい、と、感じている。派手さはないかも知れないが、確実に氷をとらえ奏でていくその様は、美しい。

浅田真央選手は、滑らかさに今一つ「物言い」が入ってしまっていた昨今、ジャンプのみならず、スケーティング技術を今一度「進歩」させなければいけない課題があった…。

かねてより、佐藤信夫氏の着任噂話が出ながら、なかなか決らなかったのも、佐藤氏側の事情もあったのかも知れない…。

ジャンプは長久保コーチに、総合的な統括の役目である専属コーチは、佐藤信夫氏に。

日本のフィギュアスケート界において、申し分のない素晴らしいお二方ではないかと、思う。

日本、いえ、海外にもたくさんのファンを持つ、浅田真央選手。

周囲の期待が大きいだけに、この人を引き受けることは、多少なりとも「覚悟」が必要だったのではないか。

タラソワ前コーチに繰り広げられたような「批判劇」…そこまでの事態には、ならないという確信はあるが、色々な結果があって「自然」な流れなので、温かく見守っていきたいと思う。

新生・浅田真央は、ようやくプロローグから、オープニングへと、歩み始めたようだ。

ウサギにならなくていい。カメは、最後に勝つことになっている。

着実に、正確に、自分なりに、「最高の音色」を奏でてくれたら、必ず結果はついてくる。

ソチへ、「忘れ物」を取りに行く時間は、まだまだ充分にあるんだから…。