銀盤の舞-フィギュアスケートエトセトラ-

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THE ICE -BS日テレ-

  2010年7月24日・25日に、愛知県で開催された「THE ICE(ザ・アイス)2010」が、本日午後13:00~14:24まで、BS日テレで放送されました。

  当初の放送は、中京テレビのみでしたが、リクエストが多かったためか、BSでも放送となったようです。

  

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  【THE ICE】 

  オープニングは、今季シニアに上がった村上佳菜子選手、アダム・リッポン(アメリカ) の二人が、花売りガールとボーイになり登場。

  街の人々(スケーター扮する)に、花を渡していく。

  それぞれに、恋人や奥様などへフラワープレゼントの嵐の中、たったひとりの男が、途方にくれる・・・。

  ジェフリー・バトル(カナダの元男子シングル選手。現プロ)。

  「僕の彼女は・・・何処?」 「待ち合わせの場所は、此処だったよね?」 「え・・・?違うのかい?!」 「僕は、どうしたらいいんだい?」

  ひとり残された男(バトル)に、花売りガール(佳菜子)がそっと近づき、花を手渡す。

  「・・・きっと、ハッピーをもたらしてくれますよ・・・」

  「え?・・・いいのかい?本当に??」 

  静かに微笑み花を受け取ると、男(バトル)は、花売りガール(佳菜子)とダンスを始めた。

  さぁ~、ここから、楽しいアイスショーの幕開けだ~い!!

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  ★ 村上佳菜子

    椅子とタンバリンを使った大人のナンバー。今季アイスショーでは、同じみになってきている。ジャンプもしっかりと決めていき、あまりに大人過ぎる世界も、「どうなの?!」と思ったけれど、シニアに参戦する「意気込みと覚悟」からか、シニア向けに用意されたプログラムは、だんだん彼女の身体に馴染んできているようです。

  ★ 浅田舞

    3つの曲を組み合わせた、セクシーありポップありの、新たな一面を垣間見せたと思われるプログラム。

    11PMの「シャバダバシャバダバァ~、」で始まるお色気ムードをちょっぴり堪能させたかと思えば、「イン・ザ・ムード」で元気にステップを踏み、舞さんはアイスショーが向いているんじゃないか?と思わせてくれた演技でした。

    パープルと黒のコスチューム。手袋の黒が、周囲に同化してしまい指先まで見えなかったのが、ちょっと残念だったかな?

  ● アダム・リッポン (アメリカ。男子シングル)

  ● フローラン・アモディオ (フランス。男子シングル)

    このお二方は、編集され紹介程度のVTR。アダムを通しで見たかった・・・。

  ★ 申雪・趙宏博組 (シューシェン・ボンボーツァオ組。中国ペア)

    トゥーランドットの曲に乗せて、さすが五輪金メダリストという演技を披露。トゥーランドットと言えば、トリノ五輪で金メダルを取った時の荒川静香さんが演じた曲。THE ICEの解説を荒川さんがつとめていましたが、「この二人のトゥーランドットもすごく好きなんです。」。

   女性の深紅のコスチュームと男性の黒が、深く強く絡まり合って、荒川さんとは違った魅力を、存分に放っていました。素敵です。

  ● シニード・カーとジョン・カー組 (イギリスの姉と弟 アイスダンス

    THE ICEではお馴染みとなっている姉弟だそうです。こちらも編集され紹介程度のVTR。

  ★ ジョアニー・ロシェット (カナダ。女子シングル)

    Die Another Day の曲に乗せて、「007ボンドガール」を見事に表現してくれました。全身身体にフィットした黒いパンツスタイルで、上半身にはシルバーの輝き。ポニーテールにした金髪が、鍛え上げられた筋肉質な彼女のボディに、華を添える。

    真のボンドガールとは、美しさ・強さ・儚さを同時にあわせ持つ、そんなイメージを個人的には抱いている。ロシェットのボンドガールは、はまり役ではないかな?私は、こちらのボンドガールが好き。

   アイスショーに相応しい、プログラム。

  ★ 浅田姉妹 ( 舞・真央 )

    「Pure ( ピュア )」をテーマに、「白い色は恋人の色」で、癒しを誘う。舞は淡いブルーのコスチューム。真央はピンク。優しいコラボに会場の観客も、テレビの前の視聴者もみな、きっと癒されたに違いありません。 西洋的な顔立ちの姉と和風の顔立ちの妹。美人姉妹ですね。

  ★ 小塚崇彦

    カート・ブラウニングの振付で、見事なステップを披露。彼は、少しづつ少しずつ着実に前進していく・・・今季は、「魅せる小塚」に変身でしょうか。難しいステップを、楽にこなしているように見せる彼は、じわりじわりと「いい味」出してます。小塚の時代が、やってきますか。じれったくも愛おしい存在。ブレードで、氷上の帽子をけり上げて被る様は、決まってました。

  

  ● エレーネ・ゲデバニシビリ ( グルジア。女子シングル )

    小柄でグラマー、チャーミングな女性です。白いコスチュームで、小塚選手のソロの後に、彼とコラボしてました。ダイヤの指輪をおねだりするかのようなコミカルな演技。いったん、舞台から二人とも消えて、再び登場し、小塚選手が「ゲットしたぜ!」とガッツポーズを見せながら、エレーネの肩を優しく抱く姿は、ちょっと「カッコイイ」。

    彼女自身の演技は、これも編集で紹介程度。

  ● 無良崇人

  ● 中村健人

    二人とも、編集により紹介程度。動画で見たのですが、無良選手は、何年か前よりスケーティングが「丁寧に」なっている印象を受けました。今の彼のスケーティングは、以前より好感が持てます。

    中村選手は、身長の高さとイケメンな顔立ちをいかして、もっと飛躍して欲しいですね。勿論、技術面もですが。

  ★ 鈴木明子

    大好きな綾戸智絵の「テネシー・ワルツ」を、自身初振付によるプロデュース。パープルのコスチュームに包まれながら、上半身と下半身のアンバランスな動きの組み合わせで、難しいステップを難なくこなす。腕の動きも大きく、常に肩より上に腕の位置がある・・・くらいに、よく腕を使ったプログラムでかつ、ステップの巧い下手が分かり易い。初プロデュースにしては、良い作品に仕上がっています。

  ★ ジェフリー・バトル

    淡いグレーと胸元にほんの少しの白いシャツに、黒いパンツ。

ややもすれば、つまらなくなってしまうであろう、淡々としたこのクラシックナンバーですが、不思議。ブラウン管を通しても、彼が持っている貴公子や貴族の匂いが、曲の持つ繊細さと絡み合って、静寂でしっとりとした世界に、引きこんでくれます。彼が魅せるイナバウアーやイーグルは、息を吸うのを忘れてしまう・・・。私のため息は、ハート型になっていた。

  ★ エフゲニー・プルシェンコ

    「Je Suis Malade」に乗せて、帝王は熱く切なく舞う。4連続ジャンプを、さり気なく決めるなんて、すごすぎる。ソチ五輪に向かっていると明確に宣言したプル。資格はく奪問題に、着手し始めると言うから、推移を見守りたい。日本が第二の故郷・・・愛されてますね。

  ★ 浅田真央

     今季エキシビナンバーですね。白い妖精のようでもあり、凛とした大人の雰囲気をも漂わせるコスチューム。生で見たら、綺麗だろうな・・・。4カ年計画で、私は浅田選手を応援します。

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  フィナーレ~

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 今夜は、BSジャパンで「ジャパン・オープン」(夜9:00~11:00)が放送されるとのこと。全部は、見られないな・・・。可能な限り、見てみようと思います。