銀盤の舞-フィギュアスケートエトセトラ-

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カーリング活性化への布石となって欲しい — 元チーム青森メンバー現役復帰 —

時事通信によれば、トリノ五輪カーリング女子で、強豪カナダを敗るなどの大健闘を見せたチーム青森(当時)の、旧姓小野寺歩(現在:小笠原)、旧姓林弓枝(現在:船山)の二名が、現役復帰することが分かったとのこと。

北海道協会を通じて選手登録を行い、札幌を拠点に活動する計画で、新チームメンバーは、ほぼ固まっている…らしい。 —

当ブログでは、8月17日付 「日本のカーリングチームの将来性は…?」とのタイトルで、記事をエントリーしているのですが、期待していた通り…という表現が、適切か分からないものの、小笠原歩船山弓枝の「五輪経験者」が、再び現役としてカーリングに携わっていただけるということは、非常に嬉しく有難いことと思っています。

サッカー等の運動量が激しいスポーツの場合は、現役復帰について、また捉え方が微妙な点はあるかも知れませんが、カーリングは運動量よりも「経験値」がとても大切なスポーツゆえ、1度引退しても復帰して活躍出来るスポーツだと思いますし、また、「そうあって欲しい」スポーツだと個人的には捉えています。

※ 私の考えではありますが、サッカー選手であれフィギュアスケート選手であれ、テニスの伊達公子選手のように、可能な状況にあるならば、引退撤回して現役続行するも、引退後復帰するも、全く異論はありません。活躍してさえいただけたら、それで素晴らしいことですから、、。

今までは、チーム数が少ないこともあり、チーム青森が突出して強かった印象があります。本橋選手や歩さん、弓枝さん達が新しいチームを結成することによって、お互いに切磋琢磨して、日本のカーリングを発展向上させることは、間違いないはずです。

そのために、本橋選手はチーム青森を脱退したそうですし、、。

トリノ五輪で、冷静にハウスを見つめ落ち着いたプレーをしていた歩さん。彼女のプレーは特に印象に残っていますし、将来的に必ず必要となる人物だろう…素人の私ですが、無性にそう感じていました。

お二方とも結婚されて1度は現役を引退してますが、歩さん31歳、弓枝さん32歳と、「経験値」が必要なカーリングにとっては、これからが脂ののったいい時期と、言えるのかも知れません。

引退後も、地域のカーリング普及に努めるなど、多少なりとも「氷の感触」は忘れないでいてくれたようですので、何年後になるか分からないけれど、お二方の復帰は、これからのカーリングに明るい光を差し込む「布石」となることは、おそらく間違いないでしょうし、そうであって欲しいと思っています。