スケートカナダ 女子シングルを見終わっての感想
シニアのグランプリシリーズ第２戦【スケートカナダ2010】の、女子シングルのBS放送がお昼にありました。今は、男子シングルをＢＳ朝日にて放送していると思いますが、都合により見ることが出来ないため、女子シングルについての感想を述べたいと思います。
結果一覧については、国際スケート連盟（ＩＳＵ）サイトに詳細が掲載されていますので、参考までにＵＲＬです。英語表記です。
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http://www.isuresults.com/results/gpcan2010/SEG003.HTM
※ 表中の略語 ＴＳＳ：合計点
ＴＥＳ：技術点
ＰＣＳ：演技構成点
ＳＳ：スケーティングスキル
ＴＲ：トランジション （要素のつなぎ）
ＰＥ：演技力
ＣＨ：コリオグラフィー（振付）
ＩＮ：曲の解釈
《結果》
1、シンシア・ファヌフ (カナダ) 58．24 技術点29．98 演技構成点28．26
2、クセーニャ・マカロワ (ロシア) 57．90 技術点31．44 演技構成点26．46
3、アグネス・ザワツキー (アメリカ) 56．29 技術点32．14 演技構成点24．15
4、アリッサ・シズニー (アメリカ) 55．95 技術点28．37 演技構成点27．58
6、今井 遥 (日本) 52．52 技術点28．18 演技構成点24．34
8、村主章枝 (日本) 48．17 技術点24．85 演技構成点23．32
※ 順位は一部省略してあります。
3位のザワツキー選手は一番滑走だったそうで、残念ながら私の観戦が間に合いませんでした。
◆ シンシア・ファヌフ ・・・ ジョアニー・ロシェット選手が今季の競技活動を休養するため、その分ファヌフ選手にかかる地元カナダの期待は大きいのでしょうね。最終滑走ということも手伝い、一段と声援は会場全体にこだましていました。
ロシェット選手もそうですが、この選手もとても力強い演技をする印象です。ジャンプも軸がしっかりしていて綺麗ですし、スピードもありました。安心して見ていられます。演技構成点は、アリッサ・シズニー選手と僅差ですが１位。まだまだ伸びていく印象があります。
◆ クセーニャ・マカロワ ・・・ 現在１７歳。過去の演技を振返っても、演技構成点が「見た目の印象（出来栄え）」よりも、あまり伸びない印象がありましたから、今回はどうだろう？と思っていました。最初の２連続３回転ジャンプは「難なく」決めて、技術点は全体の２位。といっても、技術点で見れば、アグネス・ザワツキー選手とわずか0.7点差。今季ロシア勢（シニア）で気になる選手です。
◆ アリッサ・シズニー ・・・ 白いコスチュームで、天使のような優しさを、滑らかなスケーティングで気品さを醸し出していました。トランジション（つなぎ）の部分が、自身の演技構成点では点数が低かった項目ですが、私の素人目にも「もう少し味付けが欲しい」という印象が残りました。柔軟性がありますし、スケーティングも滑らかなので、つなぎの部分が伸びてくると、いいと思います。
◆ 今井 遥 ・・・ シニアのＧＰシリーズ初参戦ということもあってか、曲のイメージにも合わせたのか、多少口紅の色が濃いかな？と感じましたが、これからメイクも上達してくることでしょう。今井選手も「つなぎ」の部分の得点が５点台と伸びていませんが、ここの項目は他の選手を見ても、全体的に低いようですね。伸ばしづらい項目なのでしょう・・・。鈴木明子選手と同じリンクで普段は練習しているそうですから、どことなくジャンプの入り方が似ています。２連続３回転ジャンプもマスターしてきていますので、これからもっと「安定」してくると、楽しみな選手です。
◆ 村主章枝 ・・・ 調子の良い時期、「村主の時代」を知っているだけに、私は何とコメントしたら良いのか、適切な言葉が見つかりません。試合後の本人のコメントには「思ったほど悪くなかった」と、メディアはそう文字にしていますが、それが本心だとしたら、「勝負師」としてはどうなんだろう？かなり強い緊張感で試合に臨んだのでしょう、持ち前の「表現力」も、全く感じられず、どこか「目指しているのはどこ？」と思ってしまう演技に、私には感じられました。紫にキラキラがついたコスチュームは、素敵でしたが・・・。フリーでは、どこまで「納得いく」演技が出来るのか、、、。
先日行われたＮＨＫ杯は、ＧＰシリーズ初戦ということもあってか、全体的に点数が低めだった印象がありますが、今回のスケートカナダでは、少し点の出方も伸びてはきているようです。ＧＯＥはちょっと分からないですが・・・。女子シングルは、「２連続３回転ジャンプ」は、必須要素ですね、、、決めた選手は、技術点が高いですもの。
地上波放送がないので、どこまで試合を見ることが出来るか分かりませんが、可能な限りでブログも更新出来たら、、、と、思っています。
