最終章への最後の切符 — グランプリシリーズ・フランス大会 —

グランプリシリーズも、いよいよ大詰め…フランス大会はもうすぐ幕を開ける。

浅田真央 ・・・ おそらく国民の多くは、フィギュアファンの多くは、あなたに「五輪金メダリスト」になってくれることを、望んでいる。全ての人が とは言わない、勿論…。ただ、多くの人が、待望している。だからあなたには、「日進月歩」で構わないから、確実に一歩ずつカメの行進の如くでもいい、「自分が納得のいく演技」をして欲しい。・・・ 明日へと繋がる演技を ・・・。今は、それで十分。真央スマイルはね、裏表のない天使のような光なんだと、「時間(とき)」が教えてくれた。試練の時間(とき)は、あなただけでは…ないから。

村主章枝・・・肉体的にも精神的にも、狭間にいる年代。スケーターとしては、他の誰よりたくさんのことを経験してきたことでしょう。英語が堪能…日本人は英語を覚えることが、苦手な人が多い。主語・述語の並び方の違いが、英語を覚えることを難しくさせているそうだ。私も、英語は苦手。小学生の時は、楽しみながらお歌を歌いながら、英語を覚えよう、そんなスタイルの英語塾に通っていたが、受験英語になってからからっきし苦手に。村主章枝…あなたはこれ以上、何も足さなくていい。苦手なジャンプの克服より、得意な表現力やスピン、ステップに、有りったけのエネルギーを注ぎこむ方が、アラサーの今は、得策だろうと、老婆心ながら思う。苦手を克服することは、勿論大事な作業・・・なれど、無理がきくのは若いうち。あなたは私より、はるかに若いけれど、フィギュア界では若手とは呼べないベテランの域に達している。確か、「もう一度、世界選手権に出たい」「表彰台に乗りたい」・・・そう、語っていたように記憶している・・・悔いのない演技を。

今井 遥・・・決して美人顔とは言えないけれど、あなたの笑顔は、何も計算されない「自然体」な笑顔。とってもチャーミング。シニアにきたばかりで、戸惑うこともあるでしょう。いいんです…たくさん、戸惑ってください、今のうちに…基礎練習をたくさんして、「素直な心」を持っていれば、時間がかかっても必ず花開くから。間違いない。

小塚崇彦・・・得意のスケーティングで、パトリック・チャン以上に氷を「舐めるように」愛して、、。あなたのステップは、一年一年、じれったくも確実に進歩している。ソチ五輪までに、あなたの時代が来る・・・私は、それを信じているから。

また、私をやんわりと「惚れさせて」くれるかしら？

ラブレター、フランスへ愛を込めて、、。