銀盤の舞-フィギュアスケートエトセトラ-

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ペアに愛は必要か否か? — 再放送 NHK BSハイビジョン 「氷上のふたり〜ロシア フィギュア 愛と挑戦の物語〜」—

間もなく、フィギュアスケート全日本選手権大会が始まりますね。近頃は、国際試合よりも全日本選手権を見る方が、ダントツ「面白い!」…と、感じるのは私の気のせいでしょうか?(汗)

それまで、まだ日にちがありますので、今回はフィギュア関係の気になるドキュメンタリー番組のご案内です。

NHK BSハイビジョン 12月21日(火)

19:00-19:05 (5分)

BSベスト・オブ・ベスト 編集部(23)

『ペアで滑る 愛は要?不要?』

出演者:児玉 清、ほか

19:05-21:05(120分)

BSベスト・オブ・ベスト 『氷上のふたり〜ロシア フィギュア 愛と挑戦の物語〜』

取材対象選手:エレナ・ベレズナヤ、アントン・シハルリドゼ組 — 長野五輪の銀メダリスト

マリア・ペトロワ、アレクセイ・ティホノフ組 — 世界選手権の金メダリスト

語り:高橋美鈴

2002年、2006年と放送された時の再放送になるそうですが、地上波では放送されてない…ですよね?地上波が優先される我が家においては、初めましての番組です。が、やはり地上波優先の我が家では、残念ながら見ることは出来ない…自信が、大いにあります(泣)。

内容:ソルトレイクシティ五輪を目指すロシアの二組のペアの 挑戦の日々を追ったもの

エレナ・ベレズナヤと言えば、川口悠子選手が「ペアに転向」するキッカケとなった選手ですね。心打たれて、コーチのタマラ・モスクビナへ手紙を送った逸話は、バンクーバー五輪の頃にもメディアにより紹介されましたので、フィギュアファン以外にも、ご存知の方は少なくないでしょう。

現在の川口選手の「原点」となる、素敵なペア…特に、男性が女性を放り出すスロウジャンプは、このペアに限っては、ダイナミックかつ繊細な「大技」という印象が、心に強く残ります。技術が優れているだけではなく、ペアならではの「信頼感」に満ちた心温かいスケーティングが、何とも繊細で美しい…単身、ロシアに乗り込んで、「ペアになりたい、弟子に!」と懇願した川口選手の気持ちに、私らも少しは寄り添うことが出来るような、それほど魅力溢れるペアです。

ペアに愛は必要か?…愛って、何かね?と、昔、菅原文太のセリフにあったけれど、男女の「性愛」だけを愛と称するわけではないでしょう。月並みだけど、「信頼感」なくして、ペアの演技は成り立たないと思う、、この信頼感て、嫌いな相手や苦手な相手には、間違っても抱くことの出来ない感情であるから、これもひとつの「愛」…かな…?

— これも愛、あれも愛、たぶん愛、きっと愛 — (松坂慶子の歌で「愛の水中花」) 懐かしい〜〜。世のお父様方をノックアウトしたであろう名曲。おじさま方が多い時のカラオケで歌うと、おやじキラーになれること間違いない…かもね(笑)。

話しがそれました。

愛するあまりに、思いが強すぎて、逆にそれが「弊害」となることだって、あり得る。

勝ちたい、勝ちたいと強すぎる思いも、欲を出しすぎて時に空回りしたり…。

ただ、、「恋」という字は、心が下にあるから下心とはよく言ったもので、「恋してるうちは、まだまだ」。

やがて「恋」から「愛」へと変化していくと、心が下から真ん中に変わるので、愛は「真心」とも表現出来ますね。

やっと、お互いの気持ちは「本物」になれたと、、。

ペアに性愛はいらないとは思う…でも…真心なくして、信頼感なくして、怪我をするかも知れない大技に取り組むことなど、決して出来るものではないはず。技術さえ磨けばいいわけは、ない。と、私は、信じています。

BSハイビジョンをご覧になれる方へ

私の分まで、深く愛について、ペアについて、考えさせられちゃってください。地上波優先家族の一員より…(泣)。