何と言うか・・・。
当事者でなければ、分からないこともある。
震災があった今回、つくづくそれを実感している。
被災者のため、被災地のため、「現場」に向かい対応している人間が、どれ程精神的に疲労困憊しているか。
テレビや新聞で見るより、「現場」を嫌でも目にしなければならない人間が、どれ程辛いか。
映像を見ている側だけが、辛いのではない。
寝る間も惜しみ、自分の身内や友人等の安否確認がまだ出来ていなくとも、被災者のため、精一杯尽くす・・・。
津波が、どれ程恐ろしいものか、、せめて、それを感じ取っていただきたい。※ そして、それを子供達やその子供達へと、語り継いでくれたら・・・(H23.3.21追記)
全国的に、明日から三連休らしいが、私は出勤。所謂「待機」というものだろうか。
両親の身内の安否は、何とか確認が出来た。
地元のラジオ番組に、呼び掛けをお願いしたこともあったが、サンドウィッチマン(仙台市出身)のブログに、「Googleのパーソンファインダー」で、人探しをすることが出来ると聞いた・・・とあった。
早速、父がパソコンから登録した。父親の身内は、これがきっかけで、無事だと判明した。
母親の身内は、Googleで、避難者名簿を画像で送って下さいと呼び掛けている、この「名簿」で無事だと判明した。
ただ、当初の避難所も移動して別な避難所にいたため、新聞には名前が掲載されなかったが、本人から「無事だ」と、電話があった。
両親は、ガソリンさえ手に入れば、道路の封鎖が解除されたため、すぐにでも「避難所」へ行きたい様子。
だけど・・・
被災者支援のため、実際に「現場」を行き来している人間は、皆、「辛い」と漏らす。
それでも、やらねばならぬ。
都会の放送局のことはよく知らないが、地元岩手の各放送局は、総動員で取り組んでくれている。自治体も必死だ。
男女問わず、アナウンサーも、メッセージを読み上げる度、辛くて堪らないのが目に見える。
涙で声を詰まらせているアナウンサーも、いる。
通信網が全く機能しなくなり、電話が通じず、それがまずもって、安否確認を遅らせているのだ。
それを助けるべく、地元岩手の放送局は、テレビやラジオで、必死に安否確認問いかけを読み上げている。
こうした「血」の通った人間も、メディアの中にはいる。
今回程、有難いと感じたことはなかった。
テレビは見なければ済むが、支援する人間は「残骸」を、見ないわけにはいかない。
両親には、それを話した。もう少し、待ってもいいんじゃないかと、、。
携わる職員も、スタッフも、かなり疲労の色が見える。
私は、夜中、変な時間に目がさめる。
毎日、余震がある。震度3クラスの余震なんて、もはや珍しくはない。
日々、安否確認に翻弄されている人間や、被災者に対して、かける言葉を間違えると、傷口に塩をぬることになる・・・。疲れが出始めている上、食糧の入手は争奪戦、ガソリンは長蛇の列。皆、辛抱している。
被災地で不便を強いられている被災者を思うと、贅沢は言っていられない。
「買い占め」なんて、私にはとてもじゃないが、出来ない、、。
今日、大型タンクローリーが被災地に向け出発したそうだ。来週あたりは、ガソリンを入れることが出来るだろうか?
世界選手権は、秋に開催する「方向性」も視野に入れて検討しているとか。
無謀だな・・・。
選手の心配をしている心境ではないが、橋本会長には「自分がフィギュアスケート選手だったら」「観客だったら」の目線で、お考えいただけたら宜しいかと。
私事で恐縮だが、かなりマイッテいる。内容次第で、コメント返しをしませんが、よしなに。
フィギュアスケートに触れることが出来るようになるのは、いつだろうか・・・?