銀盤の舞-フィギュアスケートエトセトラ-

スポナビ+ブログから引っ越してきました。

【癒し】に飛躍した、極上の“ミッション”

東日本大震災のため、モスクワで代替開催となった、フィギュアスケートの世界選手権。

被災地で、

避難所で、

どれだけの人が観戦することが出来ているのか、私には分からない、、。

CS放送で観戦出来る人は、幸せだ。

様々な事情で、「地上波」が便りの家庭は少なくない。限られた条件の中で、精一杯楽しみ応援するしかない。そういう点からいくと、「ダイジェスト」であれ、これだけ長時間、ペアも見せてくれるというのは、いくら悪評高いフジテレビであっても、震災のことを「配慮」してくれていると私は感じている。本当に有難い。

日本を元気づける、

震災の疲れを癒す、

正直、男子より女子が面白い。

特に、安藤、シズニー、コルピと、「癒し」の舞が続く。

私は、それでも充分だった。

語尾伸ばしの発言と、言い訳がましい発言とで、日頃、安藤美姫を好きにはなれなかったが、今回は素直に彼女を受け入れることが出来たのだ。

安藤の演技を見ていて涙が出てきたことに、自分でも驚いた。心がとても癒された。また、安藤も「自然に」笑顔を見せていた。

私は、彼女に女神が降臨したような錯覚を覚えた。

安藤美姫の舞と思いに、初めて私の心がリンクしたのだ。

また、試合後のインタビューでのコメントが嬉しかった。

「日本が今大変な時に、会場に来て下さって・・」 「少しでも、笑顔になっていただけたら・・」

震災を気に掛け、被災地を気遣う配慮した発言をしたのは、試合後インタビューでは、男女通じて安藤美姫だけだ。試合直後のインタビューは、誰の耳にも入ってくる。メディアがカットしない限りは・・・。

そういう時に、思いやりのメッセージは本当に有難い。

岩手にある「石鳥谷」という土地に安藤美姫等が合宿にきたことがある。何故、この地を選んだのか理由は忘れてしまったが・・。 そういったことも、おそらく安藤の「思い」にあるのだろう。

消え入るような話し方だったが、その「思い」はしっかりと私の胸にも響いてきた。

ありがとう、ミキティ

あなたが、“てっぺん”にいくなら、文句はない。

魂を、

その思いを、

また、魅せて欲しい。