己を信じるということ — 浅田真央に見習ってみようかと思う今日この頃 —
昨日から“節電”が始まり、職場内は外気の湿度に負けず、非常に蒸し暑い。書庫で棚の整理等をするだけでも、蒸し風呂に入ってるかのように、汗だくになる。
そんなウダウダするような湿度高い折、“新しいスタッフ”が着任した。聞くところによると、「相当にデキる」お方だと言う。同年代らしいということも手伝ってか、恥ずかしながら、社会人として初めて、“ジェラシー”を感じた・・・自分の席がなくなってしまうのではないか?
そんな“危機感”をも、抱いた。
無論、新しいスタッフには何の罪もない。今、担当業務を覚えようと必死なのが、よく分かる。こちらが勝手に危機感抱いているに過ぎない。何と、器の小さい人間だろうか、私は・・・そんなことを思いながら、今までは、私が彼女のような“立場”にいたこともあり、今、自分が抱いているのと同じような思いを、周囲に抱かせていたのかも知れない・・・そう考えると、人生とは常に「進級テスト」が課される旅路なんだなと、ついつい哲学に浸ってしまう(苦笑)。
そんな時だ。
浅田真央のチャリティー本が自宅に届けられたのは。
表紙も裏も、真央の笑顔で飾られている。
ページをめくると、“チャリティー本の刊行にあたって” という項目があり、そこだけ、浅田真央の自筆と思われる字体で書かれた文章が印刷されていた。
自筆というものは、例え印刷されたものであっても、何か伝わってくる思いが違うような気がする。
その文章をまだ読まずして、ページをパッと見つめただけで、何故だか涙が溢れてきた・・・浅田真央の文字から、彼女なりの震災に対する“思い”を感じたのかも知れない・・・。
常に誰かと比較され、調子が悪ければ悪いで、どうした?真央 のように書かれながらも、歯を食い縛ってきた浅田真央。
周囲の支えは勿論なのだが、そこにはやはり「己」というものを強く持ち続けてきたからだろうと思う。
「己」をしっかり持つこと — 今の私には、必要なテーマなのかも知れない。
今一度、浅田真央の思いに“耳”を傾けながら、己の心に語り掛けてみることにしよう。
BOOK FOR CHARITY
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