銀盤の舞-フィギュアスケートエトセトラ-

スポナビ+ブログから引っ越してきました。

「読書の秋」— 高橋大輔を振り返る —

新旧にとらわれず、“今”を書いていこうかと思う。

今更感のある方は、どうか他ブログへ“いらっしゃい”。

久々にまともに書こうかと・・・いえ・・・まともにフィギュアスケートに触れようかという気になった私は、気付いたら書店の「ウインタースポーツ」コーナーの陳列棚の前にいた。

我ながら「結局、フィギュアスケートに立ち戻るのね、、、」と時間を置こうが、ブログ更新を休もうが、私の身体の奥底— DNA?細胞?何だろう?? —には、フィギュアスケートを求める“求愛”にも似た思いが、沸々と湧き出ているのを感じた。

“今更ながら”強く実感しつつ、目の前の陳列棚にチョコンと背表紙を向けて置かれていた、高橋大輔本を手に取ってみた。

— STEP! STEP! STEP! 高橋大輔 フィギュアスケートを行く — (日本経済新聞出版社)

今年の2月か3月頃に出版された本だから、大輔ファンの方々はとっくに目を通している方が多いだろう。

他サイトでブログを展開されている、「白猫夜話」(管理人:白猫様)さんのブログを見ていて読んでみたくなったのだが、あれから半年以上が経過してしまった・・・(携帯電話からの更新につきURLを貼れなくて申し訳ない。)

著者は、原 真子(まさこ)という女性記者。

青嶋ひろの に見られるような「男の子女の子」といった軽めの書き方はなく、田村明子のような冷静な表現とも違う、「近所のお姉さん的」視線による表現方法。

良いと思ったことは伝えたい!男子シングルをもっと知って欲しい、高橋大輔をうんとうんと知って欲しい!!

そういった純粋な著者の思いが、時折“句読点”の配置の仕方で読みにくさを感じさせるものの、高橋大輔ファンでなくともフィギュアスケートを最近好きになった方々にも、なかなか興味深い内容になっていると思う。

大輔本を手にしながら、改めて“高橋大輔という男の魅力”にとりつかれた。

いちいち納得する部分が多い。

先週末に読み始め、3分の1はページをめくった。

日経というから真面目で堅い文章かと思いきや、そんなことはなかった。ミーハー過ぎず堅すぎず、ページ数が多い割には読みやすい文章だ。

グランプリシリーズが開幕するまで、しばし高橋大輔に酔いしれながら、“フィギュアスケート”という妖しくも美しい「魅惑の美酒」に、今度こそ酔い潰れないよう、呑まれないよう、リハビリしながらシリーズ開幕を待つとしよう。