銀盤の舞-フィギュアスケートエトセトラ-

スポナビ+ブログから引っ越してきました。

注目度が低いのか? — グランプリシリーズ —

残念ながら今回はスケートアメリカの放送を一度も見ていない。本日の午後にBS放送があるようだが、私的用事もあり、おそらく見ることは出来ないと思う。

そういう時に、動画は有難い。だが・・・。

パソコンを持ち合わせていない私は、携帯電話が頼みの綱。画面は小さくとも、見られるだけでも有難い。

ところが・・・だ。

我がスポナビ+ブログサイトでは、携帯電話利用者が知らず知らず高額料金にならないように(確か)、ブログ本文中にあるリンクや動画サイトには、携帯電話からは行けないシステムになっている。

このご時世において、携帯電話からネットや動画を閲覧すれば、それなりにパケット通信料がかかる事実は、さすがに利用者も把握してきているように思うし、把握している利用者は少なくないだろう。たくさん閲覧したい人等は、「パケット定額制」にするなど、それなりに対応している・・・のではないだろうか?

システム上の問題もあるとは思うが、動画は無理でも文字や写真くらいは、リンクを辿れるようにならないものかな?

従って、残念ながらせっかくの話題提供にも、携帯電話からは乗っかれないことが多い。スマホにしなきゃダメ?(汗)

辛うじて、

小塚崇彦の演技のみ確認出来た。ショートプログラム

確かに、センスが良いとは言い難いコスチューム。

ただ、今までの彼のコスチュームから見れば、「冒険」したのかも知れない。かも・・・。

ならもっと冒険したらいいではないの?

やはり、今回のショートのコスチュームも、足元を目立たせる構図になっているようだ。

赤と黒という、小塚崇彦にしては目立つ色合いだが、どうも「派手さ」は感じられないシンプルな作り。

佐藤有香さん曰く「他の選手のような派手さや表現力がない分、彼のステップを見てもらうよう、足元に目がいくようなコスチュームにしている。」という意図は、今回のコスチュームにも感じられた。

何せ、スケーティングやステップは小塚の醍醐味であり最大の武器だ。

それにしても、難しい曲だな・・・。ジャズ好きなんだが、これは音とりずらい。

以前、テレビのカメラマン経験者からこんな話を聞いたことがある。

「ジャズの演奏会を撮影していた時、もう一人のカメラマンがいた。その人のカメラの動かし方を見て、あぁ、ジャズ好きなんだな、この人。そう思ったよ。」

「ジャズは即興で演奏されることもある。必ず譜面通りにいかない場合が少なくない。ジャズが好きな人というのは、次にどの楽器がどう奏で始めるか・・・そういう流れを無意識に身体で感じ取れるから、カメラワークが物凄く巧い。」

「正直・・・傍にいて悔しかったよ。」

撮る側も難しいそうだ。

久々に小塚崇彦ジャズを見たせいか、彼がまだプログラムを自分のものにしきれていないせいか・・・しっくりとは来なかった。

野球やサッカーとは違う部分に、こういうところがあるように思う。

フィギュアスケートが本当の意味で、「全国区」になれない所以のひとつかも知れない。

小塚崇彦今井遥も好きな選手だが、残念ながら「視聴率」を取れる選手ではない。

テレビ業界も不況のようだ。スポンサー頼みの民放では、視聴率が見込めない番組作りは厳しい。

男子プロゴルフも、石川遼頼みになっていないとは言わせないぞ・・・そういう番組製作が目立つ。1放送枠で石川遼ばかり追い掛けないでくれるかな?プレーしてるのは、彼だけじゃないんだから・・・。

とは言え、石川遼に負けない「華」を持っている選手も、今の男子プロにはいないようにも思う。

石川遼に罪はない、念のため。

ちなみに、

次のグランプリシリーズは地上波でも放送するようだ。

今のフィギュアスケート界で視聴率を取れる選手・・・浅田真央高橋大輔、ここに村上佳菜子が入ってこようとしている。

浅田真央はテレビでもみたい選手で全国区の人気もある。天性の人を惹き付ける魅力の持ち主だ。こればっかりは努力してどうにかなるものじゃない。

高橋大輔は最も「生」でみたい選手だそうだ。この人も天性の表現力があるし、一度氷にあがれば、何故か不思議と「色男」だ。否応なしに人を惹き付ける。

村上佳菜子は「華」がある。タレント性充分だ。技術も持っている。どう化けていくのか進化していくのか、気になる存在だ。

ひと昔ふた昔前に比べたら、フィギュアスケートを見ていても、驚きや感動が減ってきているのは、悲しいかな正直な感想だ。

エキシビションを見ていても、皆「真面目」だ。ど派手な演出をする選手や、ユニークな演出あるいはスケーティングをする選手も、あまりいない。

フィギュア好きだが通ではない母が、いまだに言う。

「最近、あんまりパッとしないね・・・。」(選手に罪はない。)

フィギュアスケート業界、頑張れ!