銀盤の舞-フィギュアスケートエトセトラ-

スポナビ+ブログから引っ越してきました。

スケートカナダ2011 — 女子シングル フリー —

スケートカナダ2011 女子シングル フリー

順不同にいきます。

断り:いつも“だ・である”の断定型の文章で書いておりますが、たまに肩が凝ってくるので、今回は“ラフ”に参ります。

鈴木明子・・・「VERY 明子」というのが、今シーズンのテーマというかキャッチコピー?!にしているようですが(振り付けのカメレンゴ先生がアッコちゃんのステップや演技を見て思わず呟いた言葉だとか。)、フリーも昨シーズンとは全く“別人”です。

いいですねぇ。

コスチュームも、曲調に合っているし氷にも映える綺麗で上品な色合いとデザイン。昨シーズンのフリーのコスチュームより、一段と素敵になりました(個人的感想)。

コスチュームも去ることながら、演技も“ハート”が伝わってくる。何より「吹っ切れた感」清々しく軽やかに楽しみながらスケーティングしているのが、画面を通してもこちらに伝わってきました。

代名詞であるステップの時など、本当に楽しそう。

アッコスマイルが戻ってきた!と、嬉しくなりました。

この調子で、ガンガンいって欲しいな。

アシュリー・ワグナー・・・品のあるブラックスワンは、とても美しかった。ジャンプの転倒が悔やまれますが、全体的に滑らかな印象。滑り込んでくると、いいプログラムになりそうです。

エリザベータ・トゥクタミシェワ・・・まだ14歳ですか?!恐るべしですね、ロシア。シニア向けのプログラムのせいかと思いますが、それ抜きでも、ジュニア時代よりスケーティングや演技に、更に磨きがかかった気がします。

とても上達してると思います。ジュニア時代の演技を見た限りでは、滑らかなスケーティングのソトニコワの方が私の“好み”でしたが、エリザベータ、ジャンプだけではなく演技におけるエレガントな雰囲気まで、いつの間に身に付けたのか・・・ラテン・セレクションの大人びた楽曲も、さほど違和感なく不思議な程にしっくりきていて、驚きです。(リンクを離れると年相応に可愛いらしいのに、、。)

“文句なし”の優勝です。

今、油が乗ってるように感じるので、来年あたりが「ソチ五輪」だったら、完璧メダル持っていかれてたかも知れませんね。これから先、ケガや身体の変化等が心配ですが、まだまだノビシロの多い将来楽しみな選手です。

アリーナ・レオノワ・・・確か今シーズンから、ニコライコーチに師事しているのですよね。このフリーの曲って、昨シーズン安藤美姫が当初ショートプログラムに用いた曲じゃなかったかな?ミッションに変更する前の。

次のシーズンに同じ曲を他の選手にってどうなんだろう?と個人的にはちょっと思ったけど。

何だかなぁ、、レオノワの演技にあまり元気がないというか、活力がないというか・・・曲云々ではなく、彼女の演技、身体から発せられるエネルギーみたいなものが、ちょっと弱々しく感じました。

ただ、昨シーズンまでより「ひとつひとつ落ち着いて」こなそうという空気を感じます。

シーズン後半に、盛り返してくれると良いな。

長洲未来・・・一回り身体が大きくなり、体重も増えたのか分からないけれど、演技進行中、少し重そうな印象が。軽やかに、、とはいかなかったかな?と。表情も緊張でしょうか、堅かったように思います。

レイチェル・フラット・・・ショートプログラムでは、伸びやかに演技していて嬉しかったのですが、フリーは緊張しましたかね。ぎこちなかった印象。

火の鳥」をプログラム楽曲にしていましたが、これはかつて、中野友加里さんも使われてましたね。バンクーバー五輪出場をかけた年のプログラム楽曲。ちょっと思い出してしまいました・・・。

地上波放送で男女とも観戦したのですが、民放にしては過剰な演出がなく、ストレスをさほど感じることなく応援出来ました。

昨シーズンは・・・何度かサケビましたが(苦笑)。

ひとつ、メディアの皆様へ提案

エキシビション・・・編集でも良いので、地上波放送していただけませんかしら??試合の緊張が取れた後のショーは、アイスショーとはまた違う“味わい深さ”があって、楽しいんですよ。

フィギュアスケートっていいね—そう感じる人も少なくないかと。

新規ファン獲得に繋がる・・・こともありだと思うんですけどね。