NHK杯—もうひとつの注目 石川翔子—
フィギュアスケートのグランプリシリーズの中でも、日本国内で開催され、かつ「男女シングルのみならず、ペアやアイスダンス、エキシビション」までテレビ観戦出来る“唯一の試合”と言っても良いであろうNHK杯 が、今週金曜日から開幕する。
高橋大輔や浅田真央、小塚崇彦等に注目が集まるのは必至だが・・・密かに、いや、何も秘めなくても良い(笑)、“堂々と”注目しているもうひとつのことがある。
それは・・・
石川翔子の演技だ。
昨日あたりのネットニュースで報道されたこともあり、フィギュアスケートファンの中には既にご存知だと言う方、いらっしゃるだろう。
今シーズンの振付け師
SP:宮本賢二
フリー:荒川静香
何が注目かとは、荒川静香さんが今シーズン「振付け師」デビューするのだ。
石川翔子が二年前から熱いラブコールを送り続けていたのが、やっと実現にこぎつけたらしい。
昨年か一昨年の全日本選手権だったと思うが、石川翔子の演技を初めて見て、「大柄だが、いい感性持っていそう」なイメージを抱いた。何せ、コーチは佐藤信夫氏。滑らかなスケーティングや基本を、より重要視する指導者だ。順位は今一つではあったものの、「もうひとつプッシュ」あるいは「プロデュース」すれば、いい選手になるのではないかな?
そんな印象だった。
全国的には、NHK杯で初披露となる。
石川翔子が荒川静香さんの振付けを、どう「料理して食す」のか、とても興味がある。また、今シーズンはどんな成長を魅せるのか?
フリーの「ミス・サイゴン」で、緊張の息をのむことになりそうだ。
翔子、伸びやかに翔べ!