銀盤の舞-フィギュアスケートエトセトラ-

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プログラムを引き立てる大事な“コスチューム”

グランプリシリーズ中国杯では、最終結果はともあれ、若手も頑張りを見せた大会だったように思います。

ここまで地上波放送された限りにおいて、選手達の様々なコスチュームを見てきたわけですが、今回のみならず毎度感じることに、、

コスチュームもプログラムのうち・・・大事な要素だということを感じます。

村上佳菜子選手は、今大会、悔しい試合ではありましたけど、コスチュームに関しては、ショートプログラムもフリーも、曲のイメージにもあっていて、本人にもとても良く似合う、色合いとデザインだったのではないかな?と思います。 少なくとも、昨年「幼児趣味」と一部で評判思わしくなかった、ショートプログラム用の、ピンク地に水玉のコスチュームよりは、素敵なデザインです。(まぁ、、乗りも良く元気なジャンピン・ジャックだったから、幼児趣味と言われようが、プログラムと本人には合っていたのかな?)

ソトニコワ選手のコスチュームは、ショートではブルーのパンツスタイル、フリーではくすんだ色合いに地味目な花がついたデザインでした。

とりわけ、フリーのコスチュームは、曲のイメージと本人の雰囲気からは、ちょっと「違う」ような気がしたのは、私だけでしょうか?

今シーズン、フリーで「愛の夢」を使用する選手に、浅田真央選手もいます。

浅田選手の「愛の夢」を先に見ているせいか、余計にそう感じるのかも知れませんが、、。

羽生選手のコスチュームは、ショートもフリーも、プログラムと本人に凄くあっていたように思います。 今年は「大人な」雰囲気を醸し出すブルーを使用しています。昨年は、ジュニアからシニアにあがったシーズンであり、少年から少し大人に、という意味合いをピンクと赤に持たせた、ジョニー・ウィアーのデザインでした。

今シーズンは、ブルーを使うことで、ワンランク成長した自分を見せる、大人の仲間入りをする・・・そんな印象を受けました。

織田信成選手のショートのコスチュームは、とても似合っていたと思います。どちらかと言うと、派手なタイプの選手ではないと思いますので、上に華やかな色合いを持ってくると、顔色が良く見えますしリンクにも映えます。

勝手な意見ですが、フリーの黒地に青いキラキラの飾りのコスチュームは、上下黒地より上を白シャツ系か明るめの色、もしくは黒地の割合を減らす方が、よく映えるような気がしましたが、、。

コスチュームが採点に関係することはない・・・とは思いますが、ジャッジもたくさんの選手の演技を見て採点もするわけですから、プログラムに合い、かつリンクに映える(本人を引き立たせる)コスチュームの選択は、とても重要なことだな・・・と、今回もつくづく感じた次第。

勿論、選手達や関係者の方々は、きちんと合わせたコスチュームを毎度選択しているはずですし、技術面や表現力も更に大事なことではあるのですけどね。

鈴木明子選手の今シーズンのフリーのコスチュームは、今のところ私のお気に入りです。