銀盤の舞-フィギュアスケートエトセトラ-

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羽生結弦に見るコーチの重要性 — ブライアン・オーサー —

NHK杯 男子シングルのフリーが終わり、最終結果が出たが、BS放送を見られない方のために、結果は敢えて伝えないでおこう。

昨日行われたショートプログラムを見て、私は度肝を抜かされた・・・「な、な、何だ!?羽生結弦のこの成長ぶりは!!」・・・ブライアン・オーサーに師事してから、まだ一年も経っていないはずなのに、随分と進化していることに、私は素直に驚いた。

今回初めて、羽生結弦ショートプログラムからフリーまでを通しで見たのだが、個人的な感想かも知れないが、「選曲」が素晴らしいと感じた。感情移入しやすい曲調。それでいて、ショートプログラムの楽曲は「大人の階段を上りはじめた男」を、感じずにはいられないほど、色気のある楽曲。

高橋大輔が演じても、全く違和感ないほどだ。

ダークなコスチュームもまたいい。

カナダに渡ってからは、スケーティングに重点を置いた練習を重ねる日々だそうだが、元々加点をとれる美しいジャンプをする羽生にとって、課題は「スケーティング」と「体力」だった。

体力に関しては、まだまだ課題が残るけれど、それでも昨シーズンまでに比べたら、随分と成長したものだと、目を見張る。

ブライアン・オーサーに師事したことで、確実に良質な化学反応をおこしていることは、どうやら間違いなさそうである。

昨シーズンあたりから感じていたが、羽生結弦は確実に、高橋大輔を超える選手になる・・・将来の五輪金メダリスト・・・間違いないと思う。

ブライアン・オーサー、恐れ入った。

今後とも、羽生結弦をよろしく頼みたい。