銀盤の舞-フィギュアスケートエトセトラ-

スポナビ+ブログから引っ越してきました。

新しき一年の幕開けに乾杯

穏やかな正月だ。

2011年の年末年始は、大雪で雪かきに明け暮れていたのが、つい昨日のことのように感じられてしまう。

箱根駅伝も終わり、明日からは仕事始めだ。初詣はいつも人混みを避けて、正月三が日をずらしているからまだ出向いてはいないが、昨年は、たまたまひいた2つの種類の異なるおみくじが、いずれも「大吉」だった。

大吉か・・・困ったなぁ(苦笑)おみくじを見た瞬間そう思った。大吉をひいたのは何年ぶりか・・・それくらい久々だったのだが、大吉をひいた年を振り返ると「いい一年だったなあ」と感じることの方が、不思議と少なかったのだ。

昨年を振り返れば、大吉をひいた割には、私自身さほど良き一年でもなかった気がする。震災や仕事のストレス、体調不良・・・今まで感じえなかった感情に、非常に苦しめられた一年・・・だったように思う。

2012年の今年は、辰年

辰年にはどうのこうの・・・そういった類の話は、あまり聞いたことがない。

昇り龍の如く、災い転じて福と成す、笑門福来、そんな一年であって欲しいと切に願う。

フィギュアスケート界においても、ファン同士皆の心が温まる、“ひとつ”になれる瞬間がより多くあるよう、願う。

鈴木明子は、2日からリンクでの練習を再開したようだが、選手の多くはじっくり正月気分を味わっている暇もないのだろう。最も、リンクにいる時間をなるべく増やすことによって、感触を忘れないようにするという目的もあると思う。むしろ「あまり休みたくない。」選手が多いのかも知れない。

贔屓にしている選手がいると、どうしても得点や結果に一喜一憂してしまうし、ファンとしてはそれがごく当たり前の感情とも言える。

そんな自分自身の心の中に潜んでいるファン心理とも冷静に対話しながら、今年もまた“真摯に”フィギュアスケートに向き合いたいと、思っている。

変わらぬ日常を過ごせる有り難さに感謝しつつ、目の前にある「当たり前」なことは実は当たり前ではないんだ・・・有難いことなんだ・・・今一度噛み締めて、新年の“書き初め”とさせていただきたい。

皆様におかれましても、良き一年となりますよう心よりお祈り申し上げます。

本年も、お引き立ての程をm(__)m