銀盤の舞-フィギュアスケートエトセトラ-

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高橋大輔は裏切らない — 国別対抗2012で見せた、気だるくも熱いブルース —

・・・こんなにも、気だるく熱いブルースだったろうか?・・・

世界選手権の時に見せたブルースは、振付けに手直しが施されてから試合では初披露となったが、慎重にいったためか、確認しながらいったためか、余裕が感じられたようにも見え、それが逆に私には「感情移入」しづらいブルースとなったのだった。

私が好きな高橋大輔の演技と違う・・・と。

その世界選手権から、何ヵ月も時間があったわけではなかったはずなのに、さすがだ。

4回転ジャンプが入るようになったこともだが(着氷は苦しいように見えたので、加点はあまりもらえていないと思うが・・・)、プログラム全体を通して、この“解りにくい”ブルースを、決して“曲に助けてもらえること”などないリズムの取りにくいブルースを、よくもまぁ、ここまで仕上げてきたものだと、その解釈の仕方(ブルースの)が、合っているかどうかというのが問題ではなく、シーズン最後の試合にベストな状態に合わせてきた、高橋大輔を誉めずしてどうしたらいいのだ?

それほど、私は今興奮している、感動している。

大輔が男子シングルでトップになった事実より、私はノーミス(素人目にはそう見えた。)かつ、観衆の心を鷲掴みにしたブルースを“どうだっ!?”と魅せつけてくれた事実にこそ、最高のスタンディングオベーションを贈りたい。

今、心から高橋大輔という男を、リスペクト(尊敬)している。

今日は、仕事で苛立っていたが・・・勿論、吹っ飛んだ(笑)。

今夜は、高橋大輔を讃美するだけの内容になってしまったが、お許しを。

いずれ、後日また気になった点など書いていこうと思っている。