銀盤の舞-フィギュアスケートエトセトラ-

スポナビ+ブログから引っ越してきました。

選手の“進化”とメディアの“方向性”— 新年の願望 —

前回の記事 「選手のどこに惹かれるんだろう?」(2013年1月1日)には、初コメントという方からもメッセージを頂戴し、思いを共有出来た部分もあり、やはり更新して良かったなと思っている。(コメント返しでは、いつも以上に私が話を逸らせてしまったが・・・)

言葉では言い尽くせぬ選手の空気感だったり、プログラムの秀逸さ、氷の上で繰り広げられる一時の“舞台”に、人は皆、己の五感をフルに稼働させながら、時に眠っていた「感動する心」を、選手が織り成す風景自らがエナジーを発して、我々の感覚を刺激してくる・・・そんな色彩豊かな感情のグラデーションが活かされての、「惹かれる作業」であることを改めて感じた。

昨年の当ブログの記事数をザッと振り返りながら、ふと思ったが、「ブログ開設以来、おそらく最も記事を書いていない」年・・・だった気がした。

1度も更新すらしなかった月もあった。(私的なことだが、“メンタルが風邪をひきまくり”な事態に追い込まれたため。今は普通に風邪をひいてる以外は、メンタルは問題ないのでご心配なく。)

にも関わらず、「初めまして」とコメントを下さる方々・・・星の数ほど存在している素人ブログの中から、当ブログを探し当てることなど「部屋の奥深い隅っこの隠れた落とし物」を発見するより、確率は低いんじゃないか・・・それくらい有名なブログでも、知名度ある管理人でもないことを自覚しているからこそ、有難い以外の言葉が見つからない。

感謝の気持ちを忘れず、「私ならではの文章構成」で、“ブレずに”今年も歩いていきたい・・・。

そんな私が“願わずにいられない”こと それは、

選手が、新たな技術の習得や表現力の磨きに精を出す日々。時に人には言えない苦痛や苦悩もあるだろう。それを、人は勝手に「憶測」しては、あぁでもないこうでもないと、語る。

選手や関係者に接する機会のあるメディアは、我々一般の人間より「至近距離」で見ている、感じているはず・・・だ。

ワイドショーはワイドショーでいい。ワイドショー的に“面白おかしく”番組進行させることで、成立している部分があるから、今さらどうこうは言うまい。

問題は・・・“スポーツ”としてフィギュアスケート番組やインタビュー等を製作並びに放映、報道する側だ。(活字も含む)

日々“進化”していく選手達に、各メディアも誠意を持った番組製作、放映、報道を続けて欲しいと思う。

フィギュアスケートが視聴率を取れるんではない。特定選手の存在があるからだろう。それは承知しているが・・・目先の視聴率を優先させるか、将来の視聴率を考えるのか・・・メディアがどういう“方向性”で行くのか、目指すのか?

五輪が終われば火の勢いは消えるのが、常だ。

高橋大輔鈴木明子ソチ五輪シーズンで引退を表明している。

安藤美姫も、そのシーズンでの引退を示唆している。

浅田真央羽生結弦村上佳菜子・・・この3人に、おんぶに抱っこするんだろうか?

ペアやアイスダンスの存在も、気にして欲しいんだが・・・。

「感情のグラデーション」を、いつまでも味わい続けたいと思う今日この頃である。