銀盤の舞-フィギュアスケートエトセトラ-

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安藤美姫へ捧ぐ — あの日の物語(ストーリー) —

— あの日の物語(ストーリー) —

あの日は 日本中が 闇に覆われていた

世界は あちらこちら 真心を掻き集め

“ヒトリジャナイヨ”と 寄り添ってくれた

トモダチっていいな・・・優しさっていいな・・・

出口なんか見えなかったけど

光なんてないと思ったけど

ほんの少しだけ ほんのちょっとだけ 何かがあるような気はしてた

それでもやっぱり ダメだったんだ・・・切り替えがうまく出来なかったんだ

音楽好きだよね?

ダンス好きだよね?

読者好きだよね?

フィギュアスケート好きだよね?

そう・・・確かそのはずだったんだけど・・・

何か おかしいんだよね

僕の秒針がさ 壊れちまったらしい

あの日は 日本中が 闇に覆われていた

出口なんか見えなかったけど

光なんてないと思ったけど

僕の秒針がさ 壊れちまったらしいけど

あの日の“あなた”は 美しかった

誰もが心を乱される中

あなたは 誠心誠意 力を出し切ってくれた

壊れちまった秒針は カチカチ動き出したよ

勢いは弱いけど 僕の心にも 朝昼晩がやってくるようになったよ

ミキティってもうひとつの名前が 美姫に変わった本当の瞬間に

僕は 救われたんだ

あの日のあなたは 美しかった 力強かった

あなたの“ミッション”には まだ 果たされていない指令が

あなたの“レクイエム”には まだ 満たされていない何かが

きっと あるような気がするんだ きっと きっと・・・

詞:家蕗佳子(y-love)

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