拝啓 鈴木明子様

拝啓

鈴木明子様。

先頃、インターネットのインタビュー記事にて、昨年後半に体調不良の心配があったことを、告白してくれたあっこちゃん。

今は、お体の具合はいかがですか？まだ、不安な部分はありますか？

ブログの更新が滞りがちになっていることからも、まだ本調子ではないのだな・・・私は、そう捉えていますよ。

日々少しずつですが、あなたのファンから、コメントが届いてきてます。みんな、あっこちゃんを愛している。心配している。

真面目なあなたのことだから、「心配させるといけない」とか「心配させて申し訳ない」とか・・・思わないでいいんですよ。

だって、ファンだから、

あなたのことが大好きだから、

だから、心配するんですよ。気になってしまうんですよ。

ファンて、そういうものなんですもの。

コメントの中にありましたよ。あっこちゃんの今季のフリープログラム「O」(オー)について、海外のフィギュア関係者やメディアが、注目していると。

今までフィギュア界にないプログラムに挑戦している鈴木明子を、海外は放ってはおかなかったようですね。

嬉しいことです。

日本国内のメディアは、いつも海外が騒ぎだしてから、後手に回り報道しますが、今に始まったわけではありません。

由紀さおりさんの再ブレークを、日本のメディアは時間差で報道しましたからね・・・。(何で、いつも後手に回るんだろ？)

氷の上に立つことに、恐怖を感じる部分がある・・・軽いトラウマのようにもなっているのでしょうか？

無理もありません。

足のケガをしただけではなく、自分ではどうすることも出来ない「目眩」に襲われたんですから・・・。

私ね、過去三度も「左耳」を痛めているんですよ。あっこちゃん、聞いたことあるかも知れないけど、音楽関係者がよく患う病で、原因不明だから厚労省では「難病」に指定されている病気— 突発性難聴 —

最近では、スガシカオさんがこの病で大変苦しまれたのですよ。

あっこちゃんは、精神的なものからきている目眩らしいですが、私が患った突発性難聴も、目眩はつきもので。幸い、グラグラするような目眩はなかったけど、常に体が不安定な船にいるような、平行感覚はおかしくなったから、目眩のつらさは、少しは分かるつもりです。

(二週間以内に治療を開始しないと、聴力を回復させることが難しいとされている病気なんですが、これが本気で辛い病でして。)

自分では、無理してるつもりなんてなかった・・・けど、無理していたから、ストレスが蓄積されて病気になっちゃったんだと、今なら分析出来るけど、あの頃は「無理しないで」と口々に言われるのが、私は嫌だったな。

そんなに私は、無理しているように見えるのかな？って・・・。

でも、心配してくれる人がいるって、有難いことだって今ならよく分かる。

メンタルが調子狂うことなんて、全然おかしくなんかないですよ・・・氷の上に恐怖を感じることだって、おかしくもない。あんな細い刃に乗っかって、３回転とかジャンプしちゃうんだから、考えたらフィギュアスケーターって凄いと思いますよ。

あっこちゃんの周りには、いい方達がたくさんいらっしゃる。

たまには、迷惑かけてください。心配かけてください。甘えてください。弱音を吐いてください。

何があっても、ついていきますから。

敬具

鈴木明子というフィギュアスケーターを、心から愛しているひとりのファン

— y-loveより —