銀盤の舞-フィギュアスケートエトセトラ-

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自分の人生を重ね合わせて応援してしまうスケーター — 鈴木明子 —

— 生まれ変わったら、スタイルも良くて、超絶美人なアイスダンサーになりたい —

と、NHK杯エキシビションのインタビュー(豊の部屋)で、答えていた鈴木明子

以前は、表彰台等で、カロリーナ・コストナーの横に並ぶのが嫌だと語っていたあなた。

その気持ちは、分かる。

何故なら、私も「スタイル抜群の美人」ではないから。これと言って、“モテ期”が存在したのかすら、私の海馬は思い出してもくれない。あぁ、無情・・・。

しかし、40代に入ったからこそ、自慢出来ることもあるものだ。

人からよく言われる、「和む」と。この年になれば、無駄なことで張り合っても仕方ないと思え、「適度に力を抜く」ということが、出来るようになってくる。なるべく、“エコな日常”を送ろうともする。

どうよ、地球環境に貢献してるでしょ?(笑)。

失礼、話がそれた。

鈴木明子様、あなたはあなたのままでいい。

一重で小さな目の私には、あなたの大きな瞳は、羨ましい限り。

見かけによらず、負けず嫌いだと言うから、NHK杯では相当悔しかったでしょう。

順位じゃない。試合内容だ。

ジャンプを失敗したことで、点数が下がってしまったから、試合後のインタビューでも、しきりにジャンプを気にしていたあなた。

この際、気がすむだけ悩んで落ち込んで・・・止めないから。

思う存分、自分と闘ってぶつかったらいい。

そのうち、上がって来ざるをえなくなる。

あなたは、超絶美人ではないけれど、不細工じゃない。

ひと頃に比べたら、最近はメイクもコスチュームもセンスが良くなってる。

階段を一歩一歩歩いてきた“遅咲き”のあなたは、スケーター鈴木明子として、少しずつ自信を積み重ねてきている表れでしょう。

演技を見て涙が溢れてくるスケーター、

一緒になって氷の上を舞ってる気にさせてくれるスケーター、

自分の人生に重ね合わせ感動してしまうスケーター、

そんなスケーターは、私には鈴木明子しかいない。(上手なスケーターはたくさんいるけれど・・・)

可愛らしさ、カッコ良さ、清純さ、狂おしさ・・・28歳だからこそ表現出来るものがある。

今のあなただからこそ、美しいものがある。強いものがある。

私は、お世辞を言うのも、言われるのも嫌いだ。

自分のために力を出せるなら、自分のために出せばいい。

誰かのために力を出せるなら、誰かのために出せばいい。

自信を持って!

スケーター鈴木明子が大好きな、一ファンより愛をこめて。