ソチ五輪開幕を控えて、マスコミに願うこと。
ソチ五輪の開幕が近づいてきた。
いつもなら、「ワクワク」「ドキドキ」「ソワソワ」するのだが、何はともあれ、「無事に開幕して」「無事に終わってくれるか」…それだけが心配である。
テロなどという物騒な事態に備え、ロシア軍はこれ以上ないという対策で迎えてくれるようではあるが、日本人は所謂「平和ボケ」している。
万が一、何か起きた場合に人命救助は勿論のこと、「メンタル面」のケアも必要だ。
日本スケート連盟には、橋本会長にはくれぐれも万全を期していただきたい。(勿論、それらの用意は出来ているとは思うが…。)
さて、
小塚崇彦が現役続行という決断をしたようで、何よりだ。
こんなことを言っては何だが、高橋大輔も喜ぶに違いない。
その高橋大輔のケガの状態も気になるが、小塚の分まで何とか踏ん張って欲しい。
で、
テロの次に気がかりなことがある。
それは、日本のマスコミだ。
試合当日、どんな内容が展開され、どんな結果が待ち受けて、選手やコーチのどんな表情が見られるのか…それは、蓋をあけてみなれば分からないことだが、それ如何によって、日本のマスコミがどんな取材をし、どんな記事を書き、どんな思いを発信するのかが、今から気がかりである。
つい最近、「STAP細胞」というものを発見した「小保方晴子」研究員の話題でいっぱいだが、難しい研究をされているという世界において、とても可愛い女性であることが、マスコミに追われる羽目になってしまった。
あまりに過熱する報道に、所属先のホームページには「研究以外の取材は遠慮いただきたい」旨、掲載されたようだが、相変わらずである。
日本のマスコミは、ちょっと可愛いと、ちょっと美しいと、ちょっとスタイルがいいと、ちょっとカッコいいと、… やたら 「アイドル扱い」する嫌いがある。
勿論、その人となりに触れてみたい部分がないわけではない。
私も、小保方晴子研究員は、何て可愛い方なんだろう、
何て人を惹きつける方なんだろうと、ニュースを見ていて思ったものだが、「なぜ、困難な研究を、世界から愚弄された研究を、これだけたくさんの方が協力の手を差し伸べるに至ったのか」…そこが、一番の鍵だと思うのだが、ニュースを見る限りではその部分に言及してはいなかったように思う。
私はそこが知りたかった。
フィギュアスケート貝にいたっては、浅田真央や安藤美姫などは、マスコミのターゲットにされ続けてきた。
成績が良ければ持ち上げられ、悪ければボロクソ書かれ…。
それならばまだいいかも知れない。
問題は、選手を「アイドル扱い」しすぎるということだ。
おかげで、現役のフィギュアスケーターが「アマチュア選手」であるということを忘れてしまっている視聴者が、少なくない。
アマチュア選手を必要以上にアイドル扱いするのは、どうなのよ?
このブログを始めてしばらくは、マスコミを「ゴミ扱い」する連中もどうなのよ?というスタンスだったが…、最近は色々思うところ有りすぎる。
「日本のマスコミ」は、もっと勉強しないといけない。
「日本のマスコミ」は、もっと立ち位置を考えた方がいい。色んな意味で…。
当然、お茶の間にいる人間も「賢く」なる必要があるけれど。
と、だんだん話が熱くそれていきそうなので、このあたりでやめておくが、マスコミには「公平・中立」な報道を切にお願いしたい。