引退後の今が、より輝きを増していってる気がする - 鈴木明子 -
約9万人もの物凄い人出だったという、羽生結弦の地元宮城県でのパレードはおいといて…(私、東北人なのにねぇ…ゆづ、ごめん!)
いや、おいときたくはないが、たまたまネットで、鈴木明子に関するいい記事を見つけたものだから、「貴重な鳥」でも発見したかのような勢いでブログを更新している(笑)。
※…浅田真央、羽生結弦、高橋大輔に比べたら、鈴木明子の記事を書いてくれるマスコミは多くないからね。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20140426-00010000-sportiva-spo
鈴木明子へのインタビュー記事なのだが、表現の仕方や言葉の綴られ方に好感が持てる内容となっている。
ソチ五輪で初の団体戦に挑んだ時、若き獅子 羽生がいかに強心臓の持ち主であるか、また先に演技した彼のアドバイスに皆が助けられたこと、足の痛みが悪化していて世界選手権に出ようか悩んでいた時に、高橋大輔に言われた言葉で参戦することを決めたことなどが綴られている。
その中で、個人的に強調したい部分があるので、一部引用する。
-私は、今回のオリンピックを通して改めて感じたことがあります。ジャンプの難度やスピンも大事なのですが、根本的なスケーティングの美しさを追求してほしい。あと、選手ひとりひとりがもっと個性を出してほしい。
-今後、ルールがどう変わるかはわかりませんが、たとえどんなルールになっても、スケーティングの美しさと個性は大事です。みんなと同じジャンプを跳んで、同じようなスピンをするだけではなく、そこに個性を乗せてほしい。
-たとえば、イタリアのコストナー選手のスケートはのびやかで、みんなのお手本です。これこそがフィギュアスケートだなと思います。(中略) 彼女のスケートは長く滑ることで熟成されてきました。 勢いのある若い選手も、いつかは壁にぶつかることがあるでしょう。それを乗り越えたときにスケートが変わるはずです。
長く滑ることで熟成されてきた…カロリーナ・コストナーの技術。
確かにその通りだと思う。彼女も、ジャンプに苦しんで思うように成績を残せない日々を経験してきた。二けたの順位に沈んだこともあった。
ジャンプやスケーティング技術の修正に取り組み始めたころの浅田真央へは、自身の苦しく低迷していた経験を振り返り、マスコミを通じて励ましの言葉を贈ったこともあったように記憶している。
鈴木明子の演技は、よく「人柄が滲み出ているようだ」と評されることもあるが、それはコストナーにも言えるのではないだろうか。
コストナーの演技を見ていつも感じていたのは、「いい人だろうな、この人」ということだった。とにかく、人柄がその演技に滲み出てくるのだ。
彼女のスケーティングは、「お手本」と言われるように、とても美しい。基本をかなり大事にしてきていると思う。
マスコミやファンは色んなことを言う人もいるが、「選手が一番現場のことを知っている」というのが、私の持論だ。
コストナーに負けず劣らず努力を重ねてきた鈴木明子だからこそ、これからの若手に「何が必要で、何が足りないか」ということが見えているのだろう。
ネットには色々な記事があり、美しくない日本語も氾濫している昨今、とても誠実な記事だなと好感を持ったことと、今後の若手に対する思いが綴られており興味深かったので、東北の星から日本の星になり、今や世界の星へと大進化を遂げた我らが羽生結弦のパレードはひとまず後回しとさせていただいた。
鈴木明子…実は、引退した今が、いやこれからがより一層輝きを増していくんではないかと、最近感じている。
初の著作である「ひとつひとつ。少しずつ。」は、ネットで購入出来て読んでいる途中だが、感想は後日載せたいと思っている。
フィギュアスケート界の星になれ!
Very Akko!!