銀盤の舞-フィギュアスケートエトセトラ-

スポナビ+ブログから引っ越してきました。

浅田真央のメンタルが気になる…。

浅田真央のことに関しては、正直、いい悪いも記事にするのは避けてきたのだけども…。(反響が有りすぎるのでね…)

演技をする前から、浅田の「顔の表情」でなんとなく結果が分かるというのも皮肉なものだけど、スケート以外の心配事でもあるんじゃないだろうか…?とさえ感じてしまう。

プライベートなことは知らないし詮索する気もないのだけど、インタビューを見ていても、あまりに覇気がなさ過ぎて「大丈夫?」と思うのだが…。

ここ最近の浅田真央の表情及び体の内側から、「活き活き」とした空気が感じられなくなってきている。それは、復帰以前にも感じたことがあったから、相当悩みを抱えてしまっているのだなと…。

佐藤信夫コーチと言えば、日本のフィギュアスケート界においては、名コーチと言われ特にスケーティングには煩いことで有名だが、鈴木明子を指導したことで知られている長久保裕コーチは、ジャンプの指導に定評がある。

また、宮原知子の活躍をきっかけに注目するようになったのだけど、濱田美栄コーチも指導が上手なのだなと感じている。

昨日の女子ショートプログラムを見ていて、特に、濱田美栄コーチの教え子達はジャンプに安定感があるように感じた。

佐藤信夫コーチが浅田真央の指導を引き受ける時、即答は出来なかったらしい。ダメならダメで、タラソワ女史がマスコミに大バッシングされたようなことがないとも限らないわけだし…。

国民的スターと言っても過言ではない浅田真央の指導を引き受けることが、こんなにも大変なものなのかと報道で感じたのだが。

バンクーバー五輪後、一時期、長久保コーチがジャンプ指導をしたことがあったが、「よく銀メダルが取れた」と言うほど、ジャンプが崩れてしまっていたというから、佐藤コーチもなかなか苦難の道のりだったのではないだろうかと。

浅田がジャンプに入る直前に、頭が上下動するとコーチが語っていたことを思い出した。「ここをどうにかしないと」と。

他にも気になることは多々あったようだ…。

浅田真央が復帰することを知った時、私は正直「厳しいな…」と感じていたが、私のこういう思いが「取りこし苦労」であることを祈りたい…。

振付師の重要性を感じさせた、全日本選手権男子ショートプログラム-無良崇人-

昨日から、男子ショートプログラムを皮切りに、フィギュアスケート全日本選手権大会が始まった。

かつて、高橋大輔が「男子シングルだって、面白いんだよと思わせたい」と言っていた男子シングルも、気づけば、「女子より最近面白いな」と感じる場面が多々ある。正直…今は、男子シングルの方が個人的には面白いと感じている。(大輔や町田樹織田信成鈴木明子の引退により、今シーズンはなかなか気持ちが入り込めずにいたが…)

そんな中で、昨夜は眠気を感じることもなく、テレビ画面をひたすら見つめていた。

羽生結弦が「仙台にいた頃の羽生」以上に、成長を遂げているのはご覧の通りなので、そこは割愛する。

ファンの方には申し訳ないが、昨夜の男子シングルのショートプログラムを見ていて、私が 初めて  無良崇人の演技を見て「カッコイイ」と感じた。

「無良君て、こんなにカッコイイ演技が出来るのね?!」と、はっきり言えば、随分と 垢ぬけて  見えた。

一緒に見ていた母親でさえも、「あらぁ、今日は無良君いいねぇ。こんなにカッコイイ無良君は初めてだね。」なんて語ったほど。

今季のショートプログラムの振付は、チャーリー・ホワイトにお願いしたとのこと。

チャーリー・ホワイトと言ったら、アイスダンスの「メリル・デービスチャーリー・ホワイト組」のチャーリーではないか!私の大好きな二人組だわ。で、チャーリーのあの無造作な動きをする髪型が、時にセクシーさを醸し出すのよね…って、そう感じるのは私だけなのか(苦笑)。

そのチャーリーが振り付けたという今季のショートプログラム。夕べ初めて見たのだけど、アイスダンスの方は振付のアイディアが豊富なんだなとつくづく思う。振付師に元アイスダンスという肩書きを持つ人、少なくないし。

今まで無良崇人の演技を見て、「ジャンプ、高さもあっていいジャンプ飛ぶんだけど…どうも、表現面が…」とか、「出来のいい悪いの波が有りすぎる」ということを、凄く感じていたわけだけど、夕べの無良は違った。全く違った。

採点を待っている間も、「これ、90点超える」という確信があった。いくらフィギュアスケート好きな私でも所詮は素人だが、その素人の私が見てもすぐ分かった。案の定、90点を超えてきた。

こんなにジャンプに安定感あって、ジャンプ以外のつなぎの要素だったり、手の表情の豊かさ、体から溢れ出る「フィギュアスケート楽しくてさっ」というような躍動感、彼の演技にここまで「男っぽさ」や「カッコ良さ」を感じたことは、いまだかつてなかった。

「振付でここまで違うものなのね」 と、改めて、振付師の重要性を感じさせられたシーンだった。

チャーリーが振り付けたプログラムは、無良崇人にすごく合っていると思うと同時に、今までのちょっと垢抜けきれなかった無良崇人を、ガラっと変化させた素晴らしい振付だと私は感じている。

無良崇人を当ブログで単独記事で取り上げたのも、今回が初めてのこと。

今、個人的には、宇野昌磨村上大介を応援しているのだけど、それはそれ。素晴らしい演技には、心より称賛を贈りたい。

と言って、今日はフリーがあるから、今までの波を激しく変動させることなく、「上り調子」でこのまま突き進んでいって欲しい。

かつての町田樹も調子のいい悪いの波があったのだが、その後は引退を「惜しまれる」ほどの存在になったことは周知の事実。

そろそろ 無良崇人も「覚醒」していい頃ではないだろうか。

頑張れ!!

宮原知子の「成長」を感じさせたGPファイナルのショートプログラム

思ったより得点が伸びなかった…昨日放映されたフィギュアスケート「グランプリファイナル」の女子ショートプログラム宮原知子の結果を見て、そう感じた人少なくなかったのではないだろうか?

実際の演技を見ていての個々の人々に宿るイメージや感想と、はじき出される得点とが、必ずしも一致しないのがフィギュアスケートの特徴と言ってしまえば味気なくも感じるものだが、後に出されるプロトコルを「冷静に」分析すれば、納得出来る部分もあるのかも知れない。

が、バンクーバー五輪前後でプロトコルを分析することの、何とも言えない「つまらなさ」に襲われて、もはやそういった細かい点には意識を集中させないことにしている。

色々あった…フィギュアスケート

このブログも「どうしたもんかな」と継続することを躊躇した日々もあった。が、閉鎖せずここまで続けてきているのは、読み続けてくださっている方々がいらっしゃるということ、コメント投稿システムが煩わしくなる以前には、たくさんのコメントを頂戴したということ、また「無言の応援」(コメント投稿するアクションは起こさずとも、愛読してくださっている方)の存在もあるであろうということ、こういったことが私の背中を押してくれている要因であることは、まぎれもない事実。改めて、感謝申し上げたい。

ありがとうございます。

そして、

もう一つの要因。

グランプリシリーズにおける本郷理華の大躍進、今回のグランプリファイナルにおける宮原知子の成長、こういったことがあると私は筆を執りたくなる心境にかられてしまうのだ。「何か言いたくてたまらなくなってしまう。」あるいは、「この興奮を分かち合いたい」そんな思いにすぐさま支配されてしまう。

本題に戻すことにする。

おそらく、グランプリファイナルにおける「総合成績」はすでに分かってしまっているかも知れないが、テレビ放映はまだなので私は宮原知子の結果については、昨晩放映されたショートプログラムの結果しか分からないから、このことについて言及したい。

冒頭にも記載したが、演技を終えての会場全体の興奮に満ちたような空気感と、実際にはじき出された得点には、多少の「ズレ」があったような印象を持った。

(後に、ジャンプでエッジエラーをとられていたことが判明したようで、本人もジャンプに納得出来ていないとコメントしていたので妥当な得点だったのだろうけど。)

普段なら、ショートプログラムで68点代と言えば、決して低い得点ではないが、グランプリファイナルでは、全体的に得点が高くなる印象がある。6人出場し競うなかで、女子ショートプログラムの全員の得点は、全て「60点以上」だった。その中で、「68点代」の宮原知子は、自信を持っていいと思う。

私が一番驚いたのは、会場全体の宮原への「大応援」だった。

宮原のショートプログラムの楽曲、「ファイヤーダンス」はフラメンコを彷彿させるが、「リバーダンス」の中からの曲で、リバーダンスと言えばアイルランド音楽を中心としたもの。リバーダンスと言えば、今季、本郷理華もフリーで演じているが、こちらの「ファイヤーダンス」は、かつて鈴木明子も演じていた楽曲。宮原の方がフラメンコを感じさせるような振付で、それぞれに違った魅力がある。

宮原知子と言えば、「地味」で「華がない」等という印象を持たれがちで、ジャンプの高さがないため、GOE(加点)も出にくいだろうなと思っていたが、今季の彼女の演技を見ていて感じるのは、「自信がついてきたな」ということだった。

初出場というグランプリファイナルにおいても、見た目には「堂々としている」ようにすら見てとれるほど、落ち着いて演技をしていたと私は感じた。

少しずつではあるが、好成績を残していく中で、自信もついてきたのだろう。加点は低いかも知れないが、ジャンプは常に安定感があるように思う。「大丈夫かな?飛べるかな?着氷出来るかな?」等と、こちらが不安に感じる必要などない。それくらい、宮原のジャンプはいつも安定感抜群である。

今回、その安定感ある正確なジャンプが、エッジエラーをとられたということだが、「68点代」は決して低い点数ではない。何より、スペインの観客を魅了出来たということは、自信を持っていいだろう。

マスコミが追いかけたくなるような、ファンが黄色い声を出したくなるような、そんな目立った華はないかも知れないが、コーチも何度も言うほど彼女は「努力の人」なんだなということが、彼女の演技を見ていてよく分かる。私なんて、関係者でもなんでもないけれど、本当に「努力の人なんだな」ということが、テレビ画面を通してさえも感じとることが出来るのだ。

宮原知子の身長は私とそんなに変わらない。ということは、私も「こんな小さいのかぁ」とため息をついてしまうが、宮原と違って態度がデカいせいだろうか(苦笑)、「そんなに小さかったんですか???もっとあると思ってました。」とはよく言われるが、同じような身長の宮原知子が、こんなに頑張って表彰台にのって、ジャンプくるくる飛んでおりて…凄いなぁ…と、純粋に感動したのだ。

世間では、羽生の凄さや浅田の復帰に思いが集中しているかも知れないが、私は、本郷理華宮原知子のような、「そこまでマスコミが注目していない」選手の頑張りにこそ、「身の丈の感情」を抱いてしまう性分なのだ。

羽生や浅田は、ある意味「天才的」な部分がある、天性のタレント性といったものもある。私のような凡人がいくら背伸びしてしても届きやしない。

が、宮原知子のような「努力の人」の演技は、私のような凡人の心を突き動かすものがある。「宮原ちゃん、背ちっちゃいのに頑張ってんな。私も頑張らないとな。」と。

元々逆回りだったジャンプを矯正して今の回転になったそうだが、もっと「高さ」が出るようになれば、加点もたくさんつくだろうになと思う。

日本では目立たないかも知れないが、スペインの観客を魅了し、得点が出た際にはジャッジに対して観客がブーイングするなど、着実に力を伸ばしてきている。

もっともっと飛躍して、次世代の女子シングル界を賑わしてくれたらと願う。

日本男子フィギュアの一時代を築いた高橋大輔

先日、フィギュアスケートのグランプリシリーズNHK杯において、男子シングル羽生結弦が、シングル・フリー通しての総合成績で、史上初となる300点越えの「322.40点」を叩きだし、圧巻の強さで優勝した。

その後、ネットニュースによれば、「クリスマス オン アイス2015」(H27.12.19より4日間 大阪・新横浜にて開催)に出演するため、留学先のアメリカから一時帰国した 高橋大輔が、都内のイベントにゲスト出演した際、羽生結弦の大幅な世界歴代最高点の更新について感想を求められ、羽生の頑張りや努力について称え「時代は変わったなとつくづく思う。もう戻れない。」と語ったとのこと。

もう戻れない。

一見すると、この言葉だけが独り歩きしそうなマスコミの扱いではあるなと感じたが、「もう戻れない」と語ったその言葉の裏には、様々な思いが積み重なっているような気がして、思わず「大ちゃん、お疲れ様。ありがとう。」と感じずにはいられなかった。

振り返れば、男子フィギュアスケートの4回転時代と言うと、ロシアのアレクセイ・ヤグディンエフゲニー・プルシェンコ、そして4回転に拘り続けたフランスのブライアン・ジュベール等が思い出される。

ジュベールに関しては、4回転がビシっとうまく決まると、プログラム全体が「活き活きと」水を得た魚のように力づいてくる。トランディションやスピン等は低く抑えられがちだった彼の演技だが、技術だけではない表現力やハートを感じさせてくれる演技が好きな私にとって、ジュベールの演技は「4回転を成功させてくれるだけでいい」とすら思わせてくれる、ある意味特異なスケーターだった。

そして、忘れられないバンクーバー五輪における「4回転論争」。

ノーミスで圧倒的なプログラムの完成度を追求した、アメリカのエバン・ライサチェックが4回転を飛ばずして優勝し、4回転に挑戦し続けた2人の男、プルシェンコは2位、高橋大輔が3位という結果になったことは既にご存知のことだろう。

4回転論争の口火をきったのは、プルシェンコだ。

彼に関しては、五輪前から「嫌がらせ」ともとれる情報がマスコミによってネットを駆け巡っていたように記憶している。

「4回転に力を入れているから、どうしてもトランディションに万全のエネルギーを費やすことが出来にくい」といった主旨のコメントを過去にしていると…。それが、尾ひれ背びれついて、4回転論争の後々、ずいぶんと色んなことを言われていたんじゃなかったか。

なぜ彼が、ある意味自分を犠牲にしてまで(五輪王者である彼だからこそ、発言出来たとも言えるが…)、ノーミスで優勝したライサチェックを貶すような物言いで周囲に物議を醸したのか…。

バンクーバー五輪の前後、技術よりもいかに「美しく優雅に」プログラムを成功させるかといった、フィギュアスケートの中でも最もと言えば最もである「美しさ」に重点を置かれた採点に傾倒していった。その結果、プルシェンコジュベールのような4回転に拘り続けてきたスケーターにとっては、どちらかと言えば「モヤモヤ」した時代だったのではないだろうか。

プルシェンコは1度アマチュを退いており、バンクーバー五輪でアマチュ復帰した。)

バンクーバー五輪の試合後のインタビューで、先に述べたようにプルシェンコは4回転を飛ばずして優勝したライサチェックを結果的に皮肉ったわけだが、あの会見時、高橋大輔の顔に笑顔はなく、「4回転には今後も挑戦していく」といった強気な姿勢を見せていたのが、印象に残っている。

思えば、

あのバンクーバー五輪における「4回転論争」があったから、今日の羽生結弦の世界歴代最高点が生まれることにも繋がったと言っても過言ではないと思う。

ソチ五輪の王者である羽生結弦

彼の功績は素晴らしい。東北から世界の頂点になったわけだから。

しかし、羽生結弦がここまでくるに至った、最大限の功労者と言えば、高橋大輔だろう。

いくら男子シングルが優勝しても、マスコミの扱いはいつも女子シングルだ。常に、女子シングルの話題ばかりだ。

そういう視線をいつか「男子シングルも面白いんだよ。」と振り向かせたい、その一心でひたすらにひたむきに、日本男子シングルのステップアップ並びにレベルアップ向上に貢献し続けた、その元祖と言えば、高橋大輔を外すわけにはいかない。

勿論、4回転に挑戦を続けた本田武史が礎になっていることも、付け加えておきたい。

本田武史が挑戦し続けた4回転、そこに、色気という鍛えようのない天性の魅力を兼ね備えた高橋大輔が登場し、ニコライ・モロゾフに師事してからの凄まじい表現力の向上があったからこそ、外国人スケーターだけに向けられていた「黄色い声」が、いつしか大輔にも向けられるようになり、気がつけば「世界一のステップ」とまで言われるようになった大輔。

もう戻れない

とは言っているが、それだけ今の男子シングル界が物凄いところにきているという、大輔ならではの最高の称賛に思えてならない。

また、そう思わせるほどの実力をつけた羽生結弦も、見事というしかない。

全く比べることの出来ない、そえぞれがぞれぞれの魅力を兼ね備えている、どちらも日本が誇る素晴らしいスケーターであることは間違いない事実だ。

大輔の背中を見てきたジュニア世代のスケーター達も少なくない。彼の成し遂げてきた功績は、いつまでも廃れることはない。

私は、そう信じている。

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一段と飛躍した本郷理華

グランプリシリーズ中国杯の女子フリーの放映が先ほど終わった。(何だろう、今回は浅田真央初戦のためか、女子に偏った放映になっている。)

浅田真央のショートは見事だった。個人的にjazzが好きなので、ショートプログラムの楽曲は気に入った。

また、今まで色気が足りないと言われていた浅田に「色気」をもたらしてくれている楽曲であり、振付でもあると感じた。身のこなしがとても女っぽくて、こういう雰囲気の振付と楽曲を待っていた。

1年休養したことがとてもいい化学反応を起こしているような、新たな表情を見ることが出来て嬉しくもある。

そんな浅田に世間が大注目する中、私は「本郷理華」に注目したい。(浅田真央については、私以外の方がたくさん注目し書いてもくれているのでね。)

本郷理華…ご存じ、フィギュアスケーター鈴木明子を育てた名コーチ「長久保裕」の門下生である。昨年は、グランプリシリーズのファイナルに初参戦したが、繰り上げ参戦という運の良さもありはしたが、「世界の壁」を感じずにはいられない大会でもあった。

素人ながら見ていて、「この長身をもっとダイナミックに、かつ、繊細に堂々と活かした振付だったらなぁ」と感じていたのだが、今大会ではどうだ!

いやぁ、、、正直、驚いた。

私が鈴木明子のファンだからと贔屓目で見ているわけではなく、冷静にその演技を見つめていても、この1年でこんなにも成長出来るのか?と、目を見張った。

最初のショートプログラムは、先輩の鈴木明子が「振付師」として初めて仕事をしたということでも注目されたプログラム「キダム」。

こんなにキレのある振付が出来るんだ、あっこちゃん、本郷理華の演技を見ながらそう感じた。長身を活かすことを意識して振付られたその動きは、実にはまっていた。フィギュアスケートは足だけではない。手の動き含めた上半身の動きもとても大事であるが、スピードも最後まで落ちることなく、本郷はその期待に実によく応えていたのではないだろうか。

フリーは、ミヤケン先生こと宮本賢二の振付による「リバーダンス」。本郷が意識してか影響を受けてか偶然かは知らないが、リバーダンスを題材にしたプログラムは、鈴木明子も演じている。何か、いい意味で、鈴木明子テイストが本郷理華の表現面にオーバーラップして、絶妙な雰囲気を醸しだしているような、そんな面白さをも感じて、今シーズンのフィギュアスケートで初めて楽しさを覚えた。

ショートプログラム、フリーともに、いずれも最初から最後までスピードが落ちることなく、イキイキと演じていたのは凄かった。リバーダンスは結構激しい動きで体力を消耗するだろうに。

また、会場の観客を湧かせたという点では、浅田真央に負けてはいない。これは私の想像を超えて、観客を味方につけていた。あれだけのいい演技なら当然かも知れないが、「あっこちゃんのステップも魅力だったんだよ、本郷ちゃん。」と、テレビ画面に向かって心で独り言をつぶやきながら、この1年の間にこれほどまでに成長した本郷理華の演技を見ていて、ふと、町田樹のことを思い出していた。

町田樹も、「この1年にどんだけ成長したの!!」と、随分驚かされたものだった。

人って、コーチや振付やプログラムによっても、随分と成長するんだったなということを、再び思い起こさせてくれた本郷理華

一緒に見ていた母が、「本郷さん、伸びるね。」と。

高橋大輔が引退して、鈴木明子が引退して、町田樹が引退して、寂しさを感じないと言ったらウソになるが、本郷理華の活躍によって、ちょっと楽しくなってきた、そんな中国杯だった。

本郷ちゃん、良かったよ!!

盛岡市に「通年型アイスリンク」が、いよいよ来月9月にオープン!

お盆休暇も今日で終わりという方も少なくないことでしょう。

こちらは、暑かったり涼しかったりと温度差のある夏といった印象ですが、全国的には猛暑や大雨の被害、そして火山被害など自然災害にあわれた方々もいらっしゃいます。

暑さで体調を崩されませんよう、お見舞い申し上げます。

さて、随分とこちらのブログの更新が滞っておりまして…<(_ _)>

5月以来ですか…う~ん…何も話題がなかったわけではないのですがね。

で、気がつきましたら、スポナビ+ブログの改変のひとつである「テンプレートの統一化」がいつの間にか成されておりました。

コメントの投稿に今のようなID制限がなかった頃、当ブログの愛読者さんから「y-loveさんのブログといえば、ピンクというイメージで定着していたので、どんな色になるのか」といったコメントや、「ピンク色が好きだったから見ていた」といった声もあったことから、タイトルのところはピンク色に変更しました。

以前とは雰囲気が違うとは思いますが、なるべく近いピンク色に設定したつもりですので、今後ともお引き立てのほどを。

ここから本題に入ります。

我が岩手県で国体が開催されるという話題は、ご存じでしょうか?

開催期間:本大会 2016年10月1日(土)~11日(火)

      水泳競技 2016年9月4日(日)~11日(日)

     冬季大会 2016年1月27日(水)~31日(日)

となっておりまして、その「冬季大会」にはフィギュアスケートが含まれております。 (URLは下部の【国体関連】)

それに合わせるように、盛岡市に「通年型」のアイスリンクがオープンすることになりました。 (URLは下部の【フィギュアスケート関連】)

盛岡市のホームページによれば、

営業期間:通年(休館日 第3火曜日,12月31日および1月1日)

営業時間:一般使用(スケート) 10時から18時まで

     貸切使用(スケート,カーリング) 24時間対応

となっております。

ということは、将来的にフィギュアスケート選手の練習場所になるということも、想定されることなのかと考えられます。

岩手県でも県北ではカーリングが盛んでして、そちらでも使用することが可能になるのでしょう。

通年リンクと言えば、岩手県にはひとつもありませんでした。

現時点でスケート連盟に登録されてある通年型のアイスリンクは、東北では八戸市仙台市にしかありません。

日本全国においても、フィギュアスケート選手が使用出来るアイスリンクは限られており、練習環境として最高水準を満たすことは、なかなか容易ではありません。そんな中で、盛岡市に「通年型」のアイスリンクが出来るということは、全国的に見れば小さな灯かも知れないけれど、その小さな灯を少しでも大きな灯へと導いてくれるような、そんなフィギュアスケート環境のひとつになってくれたらと願います。

そのもうひとつの小さな灯とも言えるのが、盛岡市の「期待の星」 佐藤 洸彬(さとう ひろあき)選手 です。

現在、岩手大学に所属しており、最近では2015~2016年シーズンの「2015年アジアフィギュア杯」に出場し3位に入るなど、まだまだ未知数の伸びしろ満載の地元の有望選手です。

佐藤選手の今シーズンの活躍を期待しながら、来月オープンする「盛岡市アイスアリーナ」が、今後のフィギュアスケート界の灯となってくれるよう切望します。

佐藤君、頑張れ~~~!!!

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当ブログの記事引用について

日ごろより、当ブログをご覧いただきありがとうございます。

以前にもお願いをしていたことではありますが、最近、当ブログの記事を「無断引用」しているブログを発見しましたので、改めてお願いです。

2014年6月20日付でアップした記事 「羽生結弦の思い 23歳で引退する?!」(リンクは下部)について。

私が記事をアップした翌日の、2014年6月21日付で某ブログにて「無断引用」されているのを、遅ればせながら最近気づきました。

こちらのブロガーさんに、メッセージを送ろうにもそのブログサイトのIDを保持していなければメッセージを送れないようで、記事内にコメントをしようにもコメントの設定がなく、こちらからはコンタクトが取れません。

ブログサイトのIDを取得すればいいのでしょうが、ID取得と同時にブログが開設されてしまう仕組みのため、断念…。

引用するなとは言いませんが、記事を引用なさる場合は、必ず私までお知らせ願います。

また、記事を引用なさる方は、必ず当ブログのブログタイトルと私のブロガー名を本文に掲載の上、出来れば引用する記事ページのリンクを貼ってください。

「ブログタイトル:銀盤の舞-フィギュアスケートエトセトラ-」

「ブロガー:y-love」

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【記事引用の際の注意点】

 1、引用記事の感想なく、記事全文の引用はお控えください。

 2、無断引用はお断りします。

部分的な引用でしたら、気づかないふりをしようかと思いましたが、全文引用の上、ブログタイトルもブロガー名も、好感を持っているとか印象がどうだとか、いつもブログを見ている…といったようなことも明記はされていませんでしたので、今回お願いの記事となりました。

引用するということは、それだけ印象を強く持たれたということでもあると思いますので、気にかけてくださるのは大変ありがたいこと。しかしながら、無断引用はよろしくありませんので、お控えください。

以上 y-loveやっち。