銀盤の舞-フィギュアスケートエトセトラ-

スポナビ+ブログから引っ越してきました。

スケートカナダ2010 男子 - まとめ -

 なるべく「鮮度」ある内容をお届けしたいと思っているのですが、シーズンに突入すると、こうも、時間に余裕がなくなるものなんだな・・・と、改めて実感しているところです。

 というわけで、都合により「連投」になってしまうのですが、ご了承願います。

 ※ 女子シングルフリーについては、アリッサ・シズニー選手の演技しか確認出来ていないので、また後日・・・。

 男子シングル 総合の結果

 ↓

 http://www.isuresults.com/results/gpcan2010/CAT001RS.HTM

1、パトリック・チャン (カナダ) 総合239.52点 SP:4 FS:1

2、織田信成 (日本) 総合236.52点 SP:1 FS:3

3、アダム・リッポン (アメリカ) 総合233.04点 SP:3 FS:2

4、ケビン・レイノルズ (カナダ) 総合218.65点 SP:2 FS:6

9、南里康晴 (日本) 総合188.96点 SP:8 FS:9

 ※ 上位のみの順位です。

 以下、都合により、総合的な感想です。

 ◆ パトリック・チャン ・・・ この人は、本当にスケーティングが滑らかです。スピンも足替えシットスピンや、キャメルスピン等、軸がぶれずに速度もほぼ落ちず、姿勢も保たれていると思います。所謂「基本のスケーティング」が教科書に載る様なお手本となる滑りなんでしょう・・・だから、何度すっ転んでも、ゾンビのように「生き返る」。ジャッジが好む「基本姿勢」や「基本の回転数」、なんでしょう・・・。フリーの点数が出すぎだとは、確かに思いますが、「地元」ですしね。。。それにしても、バンクーバー五輪以降、相変わらずジャンプとじゃれ合いすぎですねぇ・・・遊ばれてますよ、ジャンプに。これ、ジャンプを全部「出来栄え素晴らしく」まとめてきた日には、逆立ちしても届かないかもね。

  NHK杯のジェレミー・アボット選手に、もう少し点数出してあげても・・・って、感じたのは私だけでしょうか?

 ◆ 織田信成 ・・・ ジャンプの転倒、多少のバランスの乱れ、終わりの足替えシットスピンの速度が遅くなる等を除けば、とてもいい仕上がりに感じました。3アクセル-3トウループは、GOE(出来栄え)2.0点もらっていますし、本当にジャンプが美しいです。ダイナミックですしね。よく見てますと、ジャンプ着氷してから、しばらく片足でターンして円を描きながら進んでいったり、かなり「片足使い」してるんですよ。これは、バランスの取り方が難しいそうですし、柔軟性もないと簡単ではないらしいです。「勝ちたいんだ!」という底意地が、ものすごく伝わってきます、画面からも。大丈夫ですよ、次回殿は「見返して」差上げますから、パトちゃんPeッ!

 

 というわけで、相当端折ってましてカタジケナイ (笑)。

 先にエントリーした男子シングルSPに関する内容と、かぶるのでね、ごめんなさい、省略します。

 点数に関しては、よく分からないですね・・・。私、最近やっとスコア表を分析するようになりましたから (汗)。数字アレルギーなんですけどね、目を通してみないと分析してみないと「見えてこない部分」も、あるでしょうから。

 かといって、個々の選手にイチャモンつけるのは、私の性に合わないですし「証拠」もありませんしで、言わないだけなんですが、言うなれば「ISU」国際スケート連盟に、「分かり易い採点の見方」をサイトに出すなり、解説するなり、ガラス張りの解説が必要なのではないのかな?って、思います。

 「○○選手の点数が高いのは、こういう理由からで、ジャンプの転倒はありましたが・・・」納得いく理由であれば、誰も文句言わないんですよね。

 

 うんざりなんですよ・・・誰だって、好きで文句を言っている人間はひとりもいない。言いたくないけど、言わざるを得ない、だから言ってるんだよ、ってところかと思います。

 「ナサケの女」が切り込んでいく前に、何とか「分かり易いフィギュアスケート」へ進んでもらえませんかね?チンクワンタ会長殿!

         フィギュアスケートを愛する者より。