【迷い道】引き際もトップアスリートの条件
— ひとつ曲り角、ひとつ間違えて、迷い道くねくね… —
現在、過去、未来、あの人に会ったなら…で始まる、80年代でしたか、当時の歌謡曲の名曲中の名曲。
渡辺真知子の大ヒットソング。
谷 亮子氏の参院選立候補並びに今回の当選(30万代の票を集めていたようですが…)に、ふと、「迷い道」の一節が浮かびました。
現在、日本スケート連盟の会長でもある橋本聖子氏は、かつてスピードスケートの選手でしたが、谷氏同様現役を続けながら、議員に立候補し、その後五輪出場を果たしました。
が…
今回の谷氏同様、周囲の批判を集めました。
橋本聖子氏の公式ホームページに、「勝っても負けても文句を言われる。議員はそんなに暇なのか?と…」「…体力的には、現役を続けられる自信はあったが…やむなく引退」
かつての思いを綴っているページを見つけました。
フィギュア界では、「アラサーの星になりたい」と、村主章枝選手が、プライドもかなぐり捨て、ひたすら頑張ろうとする姿もあります。
(正直、昨今の村主選手の氷上の舞をみるたび、適切な褒め言葉を見付けられない…それでも、ひたむきに現役続行にこだわり続ける村主選手。もう、頑張ってとしか、言い様がありません。)
色んな人生があります。
色んな人生の過ごし方があります。
トリノ五輪で金メダルを取った後、あっさり現役引退して新たな挑戦を続けることにより、金メダリストという過去の業績が、一層輝き続ける荒川静香氏のような人もいます。
谷氏は、自ら茨の道を歩み始めようとしているようです。柔道界からは、愛情を持って「引退勧告」をしているとのこと。
二兎を追うものは…と、昔の人は教えてくれましたが、地球を覆うほどの大きな愛や思いなど、私は不器用ゆえ、両立なんて皆目無理。
— ひとつ、曲り角、ひとつ、間違えて、迷い道くねくね… —
トップアスリートの条件に、「引き際」が大事であると、改めて感じる今日この頃です。