銀盤の舞-フィギュアスケートエトセトラ-

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ジャンプとスケーティングが“命”— 男子ショートプログラム —

無良崇人、町田 樹が見事な演技を魅せてくれた。

四大陸選手権 男子ショートプログラム

パトリック・チャンのスケーティングが、他を寄せ付けない程の“格別”な技術であることは、今更ながら再認識したと言ってもいい。やはり、この男は上手いぞ!

一部ネット界では、彼のことを「バッタもん」やら「まがい物」等と酷評している“素人フィギュアスケートファン”が、相変わらず存在しているわけだが・・・それは、己の「眼力」をいかに無能かと世間に言い触らしているに近いと思う。

同じフィギュアスケートファンとしては、正直恥ずかしさすら覚える。

チャンのスケーティングは、紛れもなく“世界一”だろう。今日は改めて実感した次第。

しかし、チャンばかりではない。

我らが日本のヒーロー達である、無良崇人、町田 樹も素晴らしい出来栄えだった。二人とも、80点超えの見事な自己ベストだ。

無良は4回転ジャンプのコンビネーションが決まり、他のジャンプも成功。演技も、少し“色気”が出てきた気がする。「上手くなったなぁ・・・。」と、テレビ画面に向かって私は呟いていた。

町田は、今シーズンで一番の出来だったんじゃないだろうか?4回転こそ入れなかったものの、ジャンプ全てを完璧にまとめ、何より「楽しそう」な充実感に満たされたような“気迫”が感じられて、テレビ画面にぐいぐい惹き付けられていった。

男子ショートプログラムはやはり、4回転ジャンプとスケーティングが鍵を握る戦いだと改めて感じた。

個人的に、高橋大輔の今日の“空気感”(演技中に感じるオーラのようなもの)には、何故かいつもより惹かれるものが少なかった・・・大輔の渾身の演技を知っている私には、今一つ物足りなく感じてしまったのだ。それは、4回転ジャンプを転倒したからではない。“気迫”・・・だろうか?

ショートプログラムが上手くいった選手も上手くいかなかった選手も、フリーでは“納得のいく”演技を披露して欲しい。

DO YOUR BEST!!