銀盤の舞-フィギュアスケートエトセトラ-

スポナビ+ブログから引っ越してきました。

BGMには似合わない — eye(coba) —

(・・・何だ?このタイトルは・・・?)

先週の金曜日、仕事帰りのカーラジオから、アコーディオン奏者 coba の「eye」のメロディーが流れてきた。

5月に岩手県でコンサートがあるため、FM番組でその宣伝を兼ねて曲をかけていたのだったが・・・。

ゲスト(宣伝マンと思われる方):「この曲は、フィギュアスケート高橋大輔選手が、バンクーバー五輪で使用されたことでも知られているのですが・・・」

聴き手(女性):「・・・へぇ、そうなんですか?!」

・・・・・・・え?!

お、おい、ちょっと、ちょっと(笑)。

どうやら、聴き手の女性はご存知なかったようだ。

ぬ、ぬぁんだってぇ(何だってぇ)?

高橋大輔が、我らが大ちゃんが、大怪我して五輪参加も危ぶまれていたあの頃、時に逃げ出しながらも、周囲の温かい理解と愛情に包まれながら、必死にリハビリに励んで、やっと五輪の舞台に立てたと言うに・・・。

シーズン1年棒に振って怪我と闘い続けたっちゅうに・・・。

メダルも実は厳しいかもと内心はドキドキハラハラしながら、手に汗握り(私の中で銅メダル狙いだった。金、銀は厳しいな・・・と感じていたから。)、「大輔を表彰台に立たせてあげたい・・・。」

神に祈りを捧げながら(いつも苦しい時の神頼みで、ごめんね、神様。)、仕事も手につかず仕事した振り状態で応援していたと言うに・・・。

一連の流れ(怪我から五輪に参加出来るに至った)を、高橋大輔ファンならずともフィギュアスケートを時折ご覧になる方なら、言わずもがなだった。

それだけに、私はこの eye(ショートプログラム楽曲)と道(フリー楽曲)には、非常に思い入れがあるのだが、何、知らぬのか?高橋大輔ショートプログラムで披露したこの曲を・・・。

と、車を走らせながら一瞬固まってしまった私だったが、冷静に判断すれば聴き手の女性が知らなくても無理はないだろうなと。

フィギュアスケートをあまり見ない、流し見する程度、好きだけどそこまで中身は詳しくない・・・といった一般の方なら知らなくても何の不思議はない。

個人的に思い入れのある楽曲であるがゆえに、反応してしまったが・・・(苦笑)。

だからだ。

それ以降のパーソナリティーの会話等、一向に私の耳に入ってはこなかった。

曲が気になって気になって仕方がないのだ。

脳裏には、高橋大輔が舞っている姿が浮かんでは消え浮かんでは消え・・・していた。

もはや、私にとってcobaの「eye」は、BGM(バックグラウンドミュージック)として聴くことなど、出来なくなっていた。

忙しい最中、帰りのラジオは私をフィギュアスケート脳に引きずりこみ始めたようだ。

今週、世界選手権が始まる。

どうやらギリギリ“寝不足”しそうな放送時間だ。

放送初日(3月29日)に、職場の飲み会があるのだが・・・釣りバカの浜ちゃんの如く、身内の誰かを“急病”にさせて途中降板しようかと企んでいる。

飲んでる場合じゃ・・・ねぇべさ(笑)。