銀盤の舞-フィギュアスケートエトセトラ-

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高橋大輔に感じる“ニュートラルさ”— Numero TOKYO 7,8月合併号より —

Numero TOKYO (ヌメロ・トウキョウ)という雑誌を、おそらく私は初めて知った。

高橋大輔×篠山紀信というビッグコラボがなければ、手にしていなかったかも知れない。

ネット通販でしか購入出来ないのかと思いきや、市内の大型書店で「すぐ」見つかった。

※危うく、有名サイトでyen200高く購入してしまうところだった・・・。

篠山紀信・・・我が家でその昔「週刊朝日」を定期購読していたのだが、その表紙を撮影していたのが、巨匠だった。「今の君はピカピカに光って〜」のCMで大ブレークした宮崎美子は、週刊朝日の表紙モデル出身だったが、まさかあんなにブレークするとは当時思いもよらなかった。

その篠山紀信高橋大輔を撮ると言う・・・。

—これは凄いことだな—

早速、巨匠が撮影したダイスケをじっくりと見つめながら、ふと、感じた。

— この人、ニュートラルさを持っているな と —

氷上のダイスケは、誰をも惹き付ける“色気”を放つが、陸上のダイスケには“色気”の雰囲気すら感じられない。

インタビュー等に見られるように、高橋大輔という男はファンの間でも、「優しい」とか「気配り」のイメージがある。

しかし・・・

フォトの中にいるダイスケには、「こういう男だ」と判別しにくい“不思議さ”を私は感じて仕方がなかった。

ある意味ニュートラル。

本質的には、「ダイスケ色」があるのだろう。

しかし、不思議とそのダイスケ色をあまり滲ませてはこない・・・あくまでニュートラル色。

時に「切れ味鋭い刃」をちらつかせるような、とっつきにくさをも感じさせるのは、シャイな性格ゆえだろう。

男女問わず、色気ある人が好きだと言うダイスケ。

偶然だが、私も同じなのだ。色気フェチと言ったら引かれるかも知れないが(苦笑)。

だが、私はダイスケのようにはまだ色気を出すことは出来ない。「色香ある」とか「色気ある」と、言われてみたいものだが・・・。

そんな私だから、氷上の高橋大輔に釘付けになってしまうのだ。

ニュートラル色のダイスケだからこそ、日々進化していく表現力に、「意外性」を見つけ、それを堪能することが出来るのかも知れない。

篠山紀信撮影の高橋大輔には、そんな“不思議さ”をも私は感じた。

通常、カメラのファインダーを通して被写体の人と成りが伝わってくると、別のカメラマンは語っていたが、高橋大輔という男は、何度ファインダーを通しても、なかなか分からない・・・不思議な魅力のある人物だと・・・。

篠山紀信という巨匠の腕にかかっても、“不思議な魅力”を放つダイスケだが、さすが巨匠。

どれを撮っても、ダイスケはいい表情をしている。

写真やアートに興味のある人は、一度ご覧あれ。

※フォトから感じた高橋大輔・・・私の場合による。