銀盤の舞-フィギュアスケートエトセトラ-

スポナビ+ブログから引っ越してきました。

花になれ — 言葉は心を越えないけれど、寄り添える確かなもの —

— 傷ついていいんだ

間違っていいんだ

何度も立ち上がればいい —

歌:指田郁也(さしだふみや) 作詞:指田郁也、jam、作曲:指田郁也、森 俊之 「花になれ」

花になれ・・・この言葉でネットを検索すると、まず先に flumpool の「花になれ」がヒットする。Wikipediaにも、flumpoolの歌としてのみ掲載されている。

指田郁也が歌う「花になれ」は、次にヒットする。

羽生結弦が今季のエキシビションで披露して以来、特にNHK杯エキシビション以降、「花になれ」の検索が増え、配信ダウンロードも急上昇していると言う。

歌っている人は誰?

私も失礼ながら、NHK杯で初めてその名前を聞いた。

指田郁也(さしだふみや)。

自身が心の病を患った経験から、自分を見つめ自分へ向けた詞でありながらも、人々の心に深く染み渡ってくるのは、透き通るようなハイトーンの歌声が、より一層私達に共鳴させるのだろう。

花になれ・・・羽生結弦がはっきりと口ずさみながら、NHK杯エキシビションで舞った姿を見て、口ずさみながら舞われると、こうもドキドキするのかと、改めて感じた。

恐らく、羽生の震災に対する思い、被災地や被災者に対する思いが、口ずさみながら舞うことで「鎮魂歌」の役割も果たしていたからではないかと、勝手な解釈をしている。

まだまだ体力には不安が残りながらも、こうして強い意思表示が出来る青年は、毎度キス&クライに戻ってくるたび、深々とリンクにお辞儀をする。その深い一礼に、私は「たくさんの熱い思い」を感じずにはいられない。

指田郁也・・・全日本選手権大会エキシビションでは、ピアノ弾き語りで羽生結弦とのコラボレーションを見せてくれた。

心地よい歌声と、上っ面ではない「励まし」の言葉が、なるほどNHK BSプレミアムの時代劇「陽だまりの樹」の主題歌として、原作を読み原作にヒントを得ながら、何度も試行錯誤して作られた歌なのだなと、改めて感慨深いものを感じる。

指田郁也の存在を知らなかった時、一瞬私の脳裏には、「中孝介」(あたり こうすけ)の「花」という歌がよぎった。

声質は違えど、両者ともにハイトーンの美しい歌声の持ち主であることは間違いない。

奄美大島出身で今も奄美大島に住む 中は、男版の元ちとせ とも呼ばれていた。島唄を歌う中と元は、奄美大島の命を分け合った癒しの歌声を、惜しみなく今も伝え続けてくれている、貴重な歌い手だ。

指田郁也も、いつか、そんな必要とされる歌い手になってくれることを願う。今のヒットチャートにはない、AOR感漂う大人の音楽をこれからも作り続けていって欲しい。

— 傷ついていいんだ

間違っていいんだ

何度も立ち上がればいい —

弱さを認めながら、前向きな姿勢が、押し付けになっておらず素直に耳を傾けることが出来る。

3rdシングル「花になれ」

では・・・

指田郁也「花になれ」と中 孝介「花」にインスパイアされて、今朝30分足らずで書き上げた私の新作を公表して、今年1年の締めくくりとしたい(笑)。

誰・・・笑ってるのは。

まだ、曲はつけていない。ちなみに、クレジット名は私の「ペンネーム」であることを申し添えておく。

笑うもよし、分析に励むもよし、共鳴していただくもよし、貶すもよし・・・お気のすむままに・・・。

—「花は知っている」—

恋しい花を 見つめるよりも

誰かの温もり 感じていたい

苦しいほどに 張り裂けそうな

冷たい情景 忘れるために

泣きたい時に 涙は流れてくれますか?

怒りたい時 気持ちを伝えられていますか?

笑いたい時 心の鍵開けられますか?

楽しい嘘を 見つけるために

幾多の励まし 耳にしながら

吐きそうなほど 前向きを演る(やる)

生きてることを 伝えるために

憎みたい時 淀みを撹拌出来ますか?

許したい時 自分の鎖解けますか?

愛したい時 素直に愛せていますか?

誰かの肌を 感じるよりも

健気に揺れる 花を愛しく思う

眩しいくらい 暗がりの中

確かな未来(あす)を 花は知っているから・・・

作詞:家蕗佳子(やぶきよしこ)

尚、この詞における無断での引用、転用、売買等は固くお断りします。

今年1年のご愛顧、心より感謝申し上げます。ありがとうございました。

来年が、皆様にとって素敵な1年となりますよう、お祈り申し上げております。

いただいてますコメントには、順次返しをいたしますのでご了承ください。

(ちなみに、本記事のタイトルにある、“言葉は心を越えない”とは、CHAGEandASKAのSAY YESの歌詞です。“言葉は心を越えない、あぁ、とても伝えたがるけど、心に勝てない”— 皆さん、思い出されましたか?笑。)

愛を込めて・・・。

y-loveより。